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飯島栄治七段、羽生九段の「変化」指摘 レジェンドの意地と貫録
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飯島栄治七段、羽生九段の「変化」指摘 レジェンドの意地と貫録
将棋 第70期王将戦・挑戦者決定リーグ戦開幕局(22日、東京渋谷区・将棋会館) 将棋界のレジェン... 将棋 第70期王将戦・挑戦者決定リーグ戦開幕局(22日、東京渋谷区・将棋会館) 将棋界のレジェンド、羽生善治九段(49)が意地と貫録を見せた「王将リーグ」開幕局。最年少タイトルホルダーの藤井聡太二冠(18)を制した勝利の背後に、ベテランの理論派棋士、飯島栄治七段(41)は、羽生九段のある「変化」を指摘した。 羽生九段は序盤から思い通りに戦った。飛車などの大駒を交換する激戦になりやすい「横歩取り」の戦型を藤井二冠が苦手だとにらみ、巧みにその展開に誘導した。 羽生九段の18手目の「△4二銀」は、一般的には常識外の一手。だが、今年3月に私が使い始めて以降、先手番の攻撃的な指し回しへの対策に採用する棋士が増えている。50歳を目前にし、新しい作戦も取り入れる柔軟さが印象的だった。 羽生九段は今年序盤に比べて痩せ、頬も引き締まった。精悍(せいかん)な外見からも「強い羽生さんが帰ってきた」との思いを強く