初代タイガー追いつめた男、ダイナマイト・キッドさんが死去…６０歳の誕生日に

英国出身の元プロレスラーで、初代タイガーマスクの好敵手として人気を博したダイナマイト・キッド（本名＝トーマス・ビリントン）さんが５日、死去した。６０歳だった。米プロレス団体のワールド・レスリング・エンターテインメント（ＷＷＥ）がホームページで報じた。 カミソリと形容された体のキレとパワフルな闘い方で「爆弾小僧」の異名をとったキッドさんが、６０歳の誕生日だった５日に亡くなった。 複数の英国メディアも報じており、「ザ・サン」（電子版）によると死因は不明。１９９７年からは左足が麻痺し、車いす生活を余儀なくされた。心臓などにも問題をかかえ、２０１３年には脳卒中で倒れていたという。 キッドさんは５８年１２月、英国ランカシャー生まれ。劇画『タイガーマスク』の「虎の穴」のモデルとされる英国のジム「蛇の穴」で鍛えられ、１７歳でデビュー。８１年４月に初代タイガーマスク（佐山聡）のデビュー戦の相手を務め、その