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先進的な女性画家、ヘレン・シャルフベックの困難と恋と友情。映画『魂のまなざし』レビュー(文:野中モモ)
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先進的な女性画家、ヘレン・シャルフベックの困難と恋と友情。映画『魂のまなざし』レビュー(文:野中モモ)
国際的な評価が高まる女性アーティスト、ヘレン・シャルフベック19世紀の終盤から20世紀前半にかけてフ... 国際的な評価が高まる女性アーティスト、ヘレン・シャルフベック19世紀の終盤から20世紀前半にかけてフィンランドの美術史にその名を刻んだヘレン・シャルフベック(1862〜1946)。過去10年あまり、国際的にも知名度をぐんぐん上げている画家だ。近年、主に白人男性の視点から編まれてきた歴史を見直し、そこで見過ごされがちだった女性や有色人種などのマイノリティの営みに光を当てようとする動きが社会のあちこちで活気づいていることも、彼女の人気の高まりを後押ししているのは間違いない。 だが、それも時代を先取りした作品の強さがあってこそのことだろう。19世紀末から抑えた色調で大胆な抽象化を試みている作風はモダニズムの先駆けだと言える。同時に、市井の人々の生活とともにある視点や、最先端のモードへのあこがれも内包している彼女の絵画は、現代のアーティストの作品と言われても信じてしまいそうなほどだ。