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第8回「べき論」と道徳感情は「動物としての人間」の特徴である |人生につける薬|千野 帽子|webちくま
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第8回「べき論」と道徳感情は「動物としての人間」の特徴である |人生につける薬|千野 帽子|webちくま
道徳感情がストーリー脳を支えている ここまで述べてきたように、ストーリーは人間の認知の枠組のひとつ... 道徳感情がストーリー脳を支えている ここまで述べてきたように、ストーリーは人間の認知の枠組のひとつなのですが、そのストーリーとともに作動しがちな思考の枠組のひとつに、〈道徳〉があります。 この連載の前回の最後で述べたように、人間は「できごと=事件」(非日常)を心のなかで解消しようとします(感情のホメオスタシス)。事件によって失われてしまった平常を取り戻すために、事件を起こした存在の責任を問い、その存在に報いを与えたくなってしまうのです。 因果応報や勧善懲悪などの、道徳的なストーリーの型が、古今東西を通じてみられるのは、因果応報というスキーマ(図式)が、人間の心のなかに根深く巣食っているからです。 「巣食う」だなんて、通常は「悪」にたいして使う言葉です。道徳的な感情にたいして使うのは、場違いに思うかもしれません。 しかし、道徳感情は危険なものになりえます。そして、道徳感情は人間の「ストーリー