やまけんの出張食い倒れ日記:「農業ビジネス」はくそくらえだ。 その３

2008年10月27日 from 農村の現実 ずいぶんと間が空いてしまったけれども、このテーマについて今しばらく書きたい。 先日、母校の学部の授業に招かれて、日本の食に関する講義をしてきた。以前、母校の工学部で授業をしたときは、みな死んだ魚のような眼をしている連中ばかりだったが、今回の商学部の学生達はなかなかに活きた眼をした子達で、ちょっと明るい気分になった。 で、講義が終わってから、数人の学生が質問をしにきてくれた。その中の一人の女の子が、「農業ビジネスに興味があるんです」という。 「ふうん、でも農業はビジネスにはならないよ。」 と言うと、彼女はこう切り返してきた。 「でも、会社運営して、大規模化して効率化していけば、大丈夫なんじゃないですか。」 あ、やっぱりここでも、その辺の駄マスコミや経済人が流布している通説いや俗説が信奉されているのだな、、、と思い、暗澹たる気持ちになった。とりあえ

[death_yasude]

他の業種に比べたら農業はかなり保護されてるから、そのうまみを吸いたいんじゃない？製造業とかガチで国際競争やらされてるじゃん。食料自給率って錦の御旗があるし

[masayakato]

なんか視点が偏ってるように見える件。たぶん「ビジネス」の人は良質の農業を求めているわけじゃないという点が(すくなくともこの文章からは)抜けてるし。ま、「やまけん的視点」は理解しようとは思うんだけどさ。

[urbansea]

農業ビジネスなんか成立しない理由　（ブログ主・山本謙治、慶應ＳＦＣ入学3日目に事務室に行き「畑にする土地を貸してくれ」と交渉）

[napsucks]

結局、中途半端に国がカンフル剤を打つからヤク中みたいな状態になる。規制を緩和して自然淘汰に任せ新規企業の参入障壁をなくすべき。荒れ野原になったら地上げもやりやすくなるだろ。

[tororopop]

「だから、農業ビジネスなんてのをやるまえに、農産物を高く売ることができる飲食店や小売店を成立させて欲しい。」

[nicht-sein]

オーストラリアやアメリカ、フランス、中国などの穀倉地帯と比較しちゃうと「日本の大規模農業」というのがいかに泣けてくるか。だってそもそも耕作面積が100倍とかいいだすんだぜ

[spica]

「農産物価格が安すぎて収支が合わない」「天候に代表される気象条件に左右される為、計画通りに進まない」「大規模化・効率化はこれ以上難しい」。会社じゃなくて公社とかは？　http://www.pluto.dti.ne.jp/~rinou/#20081029 KU。

[kechack]

日経新聞などの経済マスコミや経済諮問会議で、株式会社が農地を取得できるように規制緩和を進めるという議論が、あたかも既成事実のように語られている。けれども、非常にこれは危険だと思う。

[takado]

「「安全じゃないとイヤだけど、値段は安くなきゃ買わない」というわがままな消費者ばかり居て、その消費者に対して安値を武器に販売している小売・外食事業者しかいないのに、農業が儲かるはずがない」