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yomoyomoの読書記録 - 小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫)
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yomoyomoの読書記録 - 小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫)
小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫) 言わずと知れた大ベストセラーで、少し前に累計で売り上げが... 小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫) 言わずと知れた大ベストセラーで、少し前に累計で売り上げが200万部を突破したとか。当方も文庫落ちしたときにこれ幸いと購入したが、今まで読む時間が取れなかった。 前述の通り大ベストセラーにして映画化もされた本なので評判もいろいろ聞いていた。一方で著者が取材したのが『国家の品格』の藤原正彦であることを知るといささか興が冷めるようにも思えるが、そんなことを考えるのはワタシだけかな。 小川洋子の本は、『妊娠カレンダー』以来二冊目である。主人公の息子が生まれたときの描写の不穏さがいかにも著者らしかったが、全編を通しての平明ながら慎重な筆致もやはりこの人のものだ。 事故の後遺症で記憶が80分しか持たない数学者、という設定は予め知っており、もっとそれを活かしたトリッキーな内容なのかと思っていた。それもできたはずだが、著者は飽くまである意味退屈ですらある平明な語り