Ｇ由伸監督は“慶大レジェンド”３代目になれるか ＯＮの恩師、救世主に続き

巨人・高橋新監督は、“第３のレジェンド”になれるのか。 これまで巨人では、慶大出身の指揮官として２人のレジェンドがいる。１人は“勝負師”と呼ばれた水原茂氏だ。２リーグ分立後の１９５０年、４１歳で監督に就任。１９６０年までの１１年間でリーグ優勝８回、日本一４回を達成した。 永遠のスーパースター、長嶋茂雄終身名誉監督と王貞治ソフトバンク球団会長のＯＮが入団時の監督であり、大恩人でもある。 長嶋氏は「ルーキー時代の明石キャンプで生意気盛りだったので、水原監督に対し思わず『こんな短時間のキャンプでいいんですか？』と文句を言ってしまった。先輩たちは３時間くらい練習したら、宿舎へ戻ってマージャンですからね。普通なら『新人のくせに生意気言うな』とカミナリを落とされるところなのに、苦笑いされ『いい加減にしておけよ』と優しくたしなめられただけでした」と述懐する。 また、水原氏は三塁コーチャーで華麗なブロック