JFEスチール 高炉1基を休止し「電炉」建設を検討 脱炭素加速へ | NHK

大手鉄鋼メーカーのJFEスチールは岡山県倉敷市にある高炉1基を早ければ5年後にも休止する検討に入り、生産体制の効率化を進めることになりました。一方で、二酸化炭素の排出量が少ない「電炉」を新たに建設し、脱炭素に向けた取り組みを加速させる考えです。 関係者によりますと、JFEスチールは、岡山県倉敷市の製鉄所に3基ある高炉のうち1基を改修の時期を迎える5年から8年後に休止する方向で、検討を進めているということです。 JFEスチールは、現在、国内に8基の高炉がありますが、すでに川崎市の製鉄所で1基の休止を決めていてこれにより6基の体制に縮小されます。 その一方で、倉敷市の製鉄所の敷地内に、電気の熱で鉄鋼製品を作る大型の「電炉」を建設する方針です。 電炉は、高炉と比べると二酸化炭素の排出量が少なくなりますが、自動車向けなど質の高い鉄鋼製品を生産するのが難しいといった課題もあり、技術開発を急ぎたいとし