治療後に新たな苦しみと不安が | NHK | WEB特集

元気がとりえだった、14歳の夏、子どものがん＝「小児がん」と診断された時は“まさか私が”と思いました。 でも治療さえ頑張れば元の生活に戻れる。その一心で臨みましたが、がんの治療が終わってから予想もしなかった苦しみが待っていました。 「晩期合併症」。放射線や抗がん剤などの厳しい治療が、新たな問題を引き起こしてしまうのです。その実態を明らかにすることで、小児がんを経験した子どもたちの治療後の人生を支えていこうという取り組みが今、始まっています。 （社会部記者 杉本志織） 都内に住む会社員の水橋朱音さん（32）。中学3年生だった14歳の夏に、鼻の奥のがん「鼻咽頭がん」と診断されました。 春ごろに首の腫れに気づいて病院を受診しましたが詳しい原因はわからず、ようやくがんとわかったのは4か所目の病院。首の腫れは大きくなって痛みも強く、すでに生活に支障が出ていました。 水橋朱音さん 「大きい病気をしたこ

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このケースは鼻咽頭がんの予後からしても、後遺症を考慮しても手術治療はすべきだったのだと思う。もっと障害の残りにくい治療法があってほしい。逆に、過剰診療からこうなったケースが世の中には、あると思う。

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「晩期合併症」

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がん治療後の晩期合併症について