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新作長編『街とその不確かな壁』が描くもの ――村上春樹作品の変化と不変と―― 宇佐美 毅(うさみ たけ... 新作長編『街とその不確かな壁』が描くもの ――村上春樹作品の変化と不変と―― 宇佐美 毅(うさみ たけし)/中央大学文学部教授 専門分野 日本近現代文学/現代文化論 1. 村上春樹の作風の変化 村上春樹作品は1990年代途中から変化したといわれる。「デタッチメントからコミットメント」への変化ともいわれ、孤独な若者たちの自閉的な内面を描く作風から、震災や宗教など広く社会問題を扱う作風へ変化したという構図で語られる。一方で、村上春樹作品はデビュー当時から近年に至るまで、変わらないといわれることもある。妻や恋人の死あるいは喪失という話型が一定している、比喩を多用した独特の文体が以前から変わらない、といった指摘である。 一見対照的な指摘だが、それらはどちらも正しい。村上春樹の作風の最大の特徴は、個々の作品の内容が別の作品の内容へと継続していることである。ひとつの作品で描いた課題が次の作品へと引き継
2023/08/21 リンク