FlutterとJetpack Composeでの状態配置の違い

はじめに FlutterとJetpack Composeはどちらも宣言的UIを採用しており、記述方法は似ています。しかし、Jetpack Composeを学習していく中で状態を親に置くべきか、子に置くべきかという点で推奨されるアプローチが異なることに気付いたため、本記事で整理していきます。 この記事は、FlutterやJetpack Composeを学び始めた方、あるいはどちらかの経験がありもう一方をこれから学習しようとしている方を対象としています。 Flutterにおける状態配置 基本的な考え方 Flutterでは、状態をなるべく末端のWidget（子）に配置し、親Widgetはステートレスなクラスとして設計するのが推奨されています。こちらはStatefulWidgetのドキュメントにも記載されています。 Push the state to the leaves. For example