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ザッケローニ監督手記 vol.34「それぞれの立場」
長く監督の仕事をしていると、この仕事についていろいろなことを聞かれます。選手を見ていて、その選手... 長く監督の仕事をしていると、この仕事についていろいろなことを聞かれます。選手を見ていて、その選手に優秀な監督やコーチになる資質があるかどうか分かりますか?といったこともそのうちの一つです。この問いに対する答えはなかなか難しい。外から見ていて「この男に監督は務まらないだろう」と思っていた選手が指導者になって案外、うまくやっているケースがあるからです。そういう場合、おそらく現役を引退した後に自分の人間性や性格を指導者向きに変える努力を相当続けているのだろうと思います。一方、現役選手の時に「この男は監督になるだろう」と感じ、そのとおりになったのがアトレチコ・マドリードのシメオネ監督であり、この夏のワールドカップで日本が初戦で当たることになったコートジボワールのラムシ監督です。元アルゼンチン代表のシメオネは私がラツィオの監督だったころ、元フランス代表のラムシは私がインテル・ミラノの監督だったころ、
2014/02/18 リンク