無許可で宿泊客を送迎？ 疑いの老舗旅館を書類送検 福岡県警 - MSN産経ニュース

福岡県警は５日、旅客輸送の営業許可を得ずにバスで宿泊客らを有償で送迎していたとして、道路運送法違反の疑いで旅館「泰泉閣（たいせんかく）」（同県朝倉市）と男性社長（３４）を書類送検した。 泰泉閣は、筑後川沿いの原鶴温泉街にある昭和２４年創業の老舗旅館で、平成４年に県内で全国植樹祭が開かれた際には天皇陛下が宿泊された。県警によると、社長は「経営が苦しくなりコスト削減のために始めた」と供述している。 送検容疑は２１年３〜１０月、アルバイトの運転手を雇うなどして「白ナンバー」の大型バスとマイクロバスの計３台を使い、客を有償で１２回送迎して計３３万円を受け取った疑い。 旅館側は「大変申し訳ない。客の送迎は外部に委託するなどの改善策を取った」としている。