女子生徒連れ去り元組員らに実刑 金沢地裁「犯行は悪質」 - MSN産経ニュース

中学１年の女子生徒を連れ去り家族に現金を要求したとして、身代金目的略取罪などに問われた指定暴力団山口組弘道会系元組員ら２人の裁判員裁判判決で、金沢地裁（神坂尚裁判長）は９日、「生徒の手足を拘束して目隠しするなど犯行態様は悪質」として元組員の無職、広瀬保明被告（４８）＝金沢市＝に懲役７年６月、無職の佐賀富士男被告（５３）＝住所不定＝に懲役６年６月をそれぞれ言い渡した。求刑はいずれも懲役９年。 判決によると、２人は昨年１２月８日朝、元組員で無職、上出忠典受刑者（４６）＝身代金目的略取罪などで懲役６年の判決確定＝と共謀、石川県野々市町で通学途中の生徒を乗用車に無理やり乗せて連れ去り、「娘を預かった。１億円用意しろ」と親に身代金を要求した。