【開発ヒストリー】リベンジ！電動バイク ヤマハ発、追い風乗って快走 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

電気を駆動源にした電動バイク市場から撤退した経験を持つヤマハ発動機。１０月に発売した電動バイク「ＥＣ−０３」で、二輪車メーカーの意地をかけたリベンジに挑む。家庭のコンセントで充電できる便利と颯爽としたデザインで今年度のグッドデザイン賞で特別賞に選ばれ、スタートダッシュを決めた。姿消したパッソル ヤマハ発が初の電動バイク「Ｐａｓｓｏｌ（パッソル）」を発売したのは、平成１４年のことだ。 ３年後の１７年には「Ｐａｓｓｏｌ−Ｌ」と「ＥＣ−０２」を投入。普及に向けた実証実験を繰り返したものの、１４年以降の累計販売台数は６千台、市場占有率は原付きバイクの約０・２％と、“低速走行”が続いた。業界関係者には「本番はこれから」との声も少なくなかったが、１９年になって、ヤマハ発の製品カタログから電動バイクは姿を消した。 「原付きバイクの２倍もする値段では難しかった」 当時を知る関係者は振り返る。 ところが、２