【教育動向】動き出した！？ 幼児教育の無償化論議 - MSN産経ニュース

教育費の家計負担は多くの保護者にとって悩みの種ですが、幼稚園などの保育料を無料にしようという動きが出始めています。実現すれば幼児を持つ保護者にとってまさに朗報となりますが、国の財政事情が厳しいなかでどう財源をねん出するのか、という大きなハードルがあります。幼児教育の無償化は、もともと連立与党の一部が主張していたものですが、政府は、２００８（平成２０）年６月に策定した「経済財政改革の基本方針２００８」の中に、「財源、制度等の問題を総合的に検討しつつ」と慎重な姿勢を示しながらも、無償化を検討することを盛り込みました。これを受けて幼稚園を所管する文部科学省は、学識者らによる研究会を設置。今年５月中旬、幼児教育の無償化を提言する中間報告をまとめました。それを見ると、無償化の対象とするのは、「幼稚園」、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ「認定こども園」、それに「認可保育所」に在籍する３〜５歳児とし、幼稚