【建物が語る】兵庫・家族守る核シェルター 土に潜る潜水艦 災害受け現実味帯びる＋（1/5ページ） - MSN産経ニュース

原子力事故や大災害が身近に起きた場合、一般市民は、わが身や家族を一体どうやって守ればよいのか。スパイ小説やＳＦ映画のシーンでしか知られない避難壕「核シェルター」での暮らし。福島第１原発事故をきっかけに、にわかに現実味を帯びてきた。 ■２週間暮らせる設計 階段をそろり下りると、地下は、夏でもひんやりしていた。重さ約１トンのドアを、手前にゆっくり開けると、コンクリート打ちっ放しの８畳ほどの空間があった。 神戸市須磨区－。核シェルター製造販売「織部精機製作所」の１０人用モデルルームを訪れた。 壁際にある「心臓部」と呼ばれる空気清浄機は一見、プロパンガスのボンベのよう。特殊なフィルターが放射性物質のほかサリン、炭疽菌（たんそきん）といったあらゆる有害物質を排除、浄化するとの触れ込みだ。壁には気圧を調整する気圧弁、緊急脱出口が設置され、室内には、地震などの衝撃にも倒れないＬ字形に組み合わされた強化ビ

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”神戸市須磨区－。核シェルター製造販売「織部精機製作所」の１０人用モデルルームを訪れた。”