市民がリコール活動、市長は辞表 佐賀県武雄市民病院民営化でバトル - MSN産経ニュース

佐賀県武雄市で市民病院の民営化に反対する住民や医師らでつくる団体は１９日、樋渡啓祐市長のリコール（解職請求）に向けた署名活動を２２日から始めると表明した。これを受け、樋渡市長は同日、市議会議長に辞表を提出、出直し市長選への出馬を表明した。反対派は対立候補の擁立を検討するとしている。２１日の市議会で辞職が了承されれば、年内にも市長選が行われる。 武雄市は医師不足などの解消策として市民病院の民間譲渡を計画。公募で北九州市の医療法人財団「池友会」が譲渡先に内定、市議会も譲渡を可決した。 団体の山田清稔さん（６５）は会見で「病院の民間譲渡の過程で医師が辞めるなど、市長は病院運営を崩壊させた。譲渡先の選定も不透明」と語った。一方、樋渡市長は「民営化は最良の選択肢。市民の信を問いたい」と述べた。