「３党協議は談合」 焦り隠せぬみんなの党 - MSN産経ニュース

野田佳彦首相が主張する民主、自民、公明３党の政策協議の行方に、みんなの党が焦燥感を強めている。３党協議方式が定着すれば、みんなの党は蚊帳の外に置かれるのは確実。次期衆院選で党勢を拡大し、政界のキャスチングボートを握るという党の基本戦略も破綻しかねない。 「民自公の談合国会体制が遅かれ早かれ完成するが、そうした『増税翼賛体制』にはとことん反対する」 渡辺喜美代表は９日の記者会見で、３党を戦前・戦中の大政翼賛会になぞらえ、語気荒く非難した。 ３党協議が軌道に乗り、法案提出前に３党で調整を済ませるようになれば、みんなの党の出る幕はなくなる。前国会でも、再生エネルギー特別措置法案が３党でまとめられ、みんなの党は指をくわえて見守るしかなかった。 渡辺氏は「政党間の談合でブラックボックスのなかで（政策が）決まる。国会がないがしろにされる」と批判に力を込めるが、党内からは「３党協議の枠組みに入れないのか

[kechack]

頼みは３党がイザコザを続けて協議を断念することだ。党幹部の１人は「できるのは３党の主張の食い違いを取り上げ、くさびを入れることくらい」と話している。