【回顧 今年の永田町】（上）敗北へ突き進む悪循環の麻生政権「解散封印が裏目」 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

「政権交代」という未曾有（みぞう）の経験した平成２１年の永田町。その激動を２回で回顧する。 ◇ 平成２０年９月、「選挙の顔」として自民党総裁に選出された麻生太郎首相は、内閣支持率が１８・２％と低迷する中で２１年正月を迎えた。世界的な経済危機への対応を理由に「衆院解散」を先送りした首相。当初支持率は４４・６％とまだ人気もあったのだが急落し始め党内では「麻生降ろし」の動きが絶えなかったが、自民党自体が崩壊ししつあることが、次第に分かってきた。 首相は１月４日の年頭記者会見で、２１年度予算案と関連法案成立までは解散権を封じる考えを表明。会見場に用意した色紙に「安心、活力」を揮毫（きごう）するパフォーマンスをみせ、「景気対策による政権浮揚」に望みを託した。 だが、もくろみは崩れる。総額２兆円の定額給付金を盛り込んだ２０年度第２次補正予算は１月末に成立したが、目玉政策の定額給付金が不評だった

[SANK-Y]

「平成２０年９月、「選挙の顔」として自民党総裁に選出された麻生太郎首相は、内閣支持率が１８・２％と低迷する中で２１年正月を迎えた。世界的な経済危機への対応を理由に「衆院解散」を先送りした」