【関西街角文化論】永井良和（１４）駅前あのころ -２- 立ち寄る場所から通り過ぎる場所へ（1/2ページ） - MSN産経west

駅前には希望があった。 旅立つ人にとっては、明るい未来、豊かな暮らしへの第一歩を踏み出すところだった。帰ってきた人にとっては、家族が迎えてくれる場所、やすらぎが予感できる場所だった。 駅前には楽しさがあった。店がつらなり、にぎわいを感じた。おもちゃ屋や駄菓子屋は子どもたちを笑顔にし、本屋やスポーツ用品店は若者たちの夢を育てた。たとえ小さな食堂であっても、家族のたいせつな日のご馳走を供するにはじゅうぶんだった。歩いてたどった家路もまた、懐かしい思い出だ。駅前の商店街には、たしかに希望があり、多くの人たちと幸福を分けあうことができた。 いまの駅前は、さびしい。客足が遠のき、シャッター通りと呼ばれる。小さな駅と、都心の駅との格差もひろがるばかり。ショッピングも娯楽も、地元の駅前では満足がえられない。 都心の駅からは、ゴチャゴチャしたおもしろさが消えていく。建てかえや再開発で、周辺はどんどん小ぎれ

[toronei]

梅田となんばって歩こうと思ったら歩けるからなあ。一本道で平坦だし。RT @oricquen: 梅田、なんば、天王寺、上本町、鶴橋、京橋…。大阪に個性的なターミナルがいくつも形成されたのは、「歩かなあかんけど、歩いたら行

[kechack]

梅田、なんば、天王寺、上本町、鶴橋、京橋…。大阪に個性的なターミナルがいくつも形成されたのは、「歩かなあかんけど、歩いたら行けるていど」の不便さがあったからではないか、とこのごろ思う。