風俗・娯楽管理でＤＮＡ採取 中国公安当局 - MSN産経ニュース

【北京＝野口東秀】中国紙「環球時報」などによると、広東省広州市の公安当局は、娯楽・風俗施設に対する管理を強化するため、ナイトクラブのホステスや経営者など、これらの施設で働く者のＤＮＡを採取し、個人情報を記録していると伝えた。「写真」「身分証などの情報」「指紋」「筆跡」に加えた“５採取”を実施しているという。 唾液（だえき）によるＤＮＡ情報を含めた「５採取」を実施しているのは同市白雲区の公安当局。すでに４２３３人に実施したという。 ＤＮＡは、犯罪が起きた場合に加害者、被害者を特定するために使うほか、従業員らの管理を強化することで犯罪者が娯楽施設に入り込むことを防ぐ狙いがあるようだ。 ＤＮＡ採取は今後、全市に拡大されるとみられる。当局は関連規定に基づく措置と、正当性を強調しているが、「指紋に加え、ＤＮＡ採取はプライバシーの侵害だ。強制する法はない」、「特定の職業に対する蔑視（べっし）につながる