【正論】比較文化史家、東京大学名誉教授・平川祐弘 - MSN産経ニュース

■まやかし解放史観と北方の悲劇 ≪使わずにすんだ青酸カリ≫「そうだ、あんなものは片付けんといかんな」 と父が言ったのは昭和２０年９月、台風一過の晴れた日であった。「あんなもの」とは青酸カリで、親子は照れたように、その用途にふれなかったが、本土決戦になれば自決せねばならぬ事態もあろうかと思って、父はそんな小壜（びん）を床のコンクリートの下に隠しておいたのである。昭和天皇の終戦の詔勅の放送によって平和を回復した内地の平川家では、「あんなもの」に手をつけずにすんだ。 ８月１５日、日本は降伏した。だがソ連軍は戦争をやめない。ソ連の戦車は今はサハリンと呼ばれる樺太で国境線を突破、南下して日本の将兵のみか婦女子も多数殺戮（さつりく）した。死亡者は、引揚船が撃沈されたこともあり、四千数百人にのぼる。ソ連が樺太全域の占領を目指したからで、終戦５日後の８月２０日、南の真岡（まおか）にソ連海軍は艦砲射撃を加え

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「張作霖の爆殺など政府を無視して独走した日本の軍部」／張作霖コミンテルン暗殺説を産経は支持してるんじゃなかったのかね（毒）

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西ドイツの人は「アメリカに占領されてよかった」と思っている。敗戦直後のソ連軍の略奪やレイプがあまりにすさまじかったからである、私は日本が自由主義陣営にとどまったことを良かったと思っている。