政府転覆計画の捜査、穏当決着で合意か トルコ政府・軍 - MSN産経ニュース

２００３年の政府転覆計画をめぐる軍に対する大規模捜査をめぐり、トルコのギュル大統領とエルドアン首相、バシュブー軍参謀総長の３者が２５日、協議を行い、「法にのっとり（国の）機関を損なうことのないよう対処する」との声明を発表した。 トルコメディアなどによると、３者は約３時間にわたって協議。事件をめぐって空、海軍トップだった元将官ら５０人以上が拘束されたことなどから政府と軍の対立が懸念されていた。軍の体面を立てながら穏当な決着を目指すことで合意を図ったとみられる。 軍は国是の政教分離維持を求める立場で、０２年に発足したイスラム系政党公正発展党（ＡＫＰ）政権転覆を狙ったとされる。（共同）