協定破りの終戦報道は正当 ＡＰ記者６７年ぶり名誉回復 - MSN産経ニュース

ドイツの第２次大戦降伏の際にＡＰ通信記者が連合国軍と報道各社の協定を破って１日早く報道し、軍の非難を受けＡＰが記者を処分、解雇したことについて、ＡＰのカーリー社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は４日までに記者の行為は正当で処分は誤りと認め、６７年ぶりに記者の名誉を回復した。 この記者は故エドワード・ケネディ氏。他社の記者１６人と共に１９４５年５月７日、フランス・ランスでの降伏文書調印取材を連合国軍に認められた。翌日午後まで報道しないことが条件だったが、同日中にドイツ地方都市のラジオでドイツ当局が降伏を公表。ケネディ記者は、協定は無意味になったと判断し報道に踏み切った。上司には経緯を伝えなかった。 他社は、日本軍の奇襲攻撃で大損害が発生した「真珠湾攻撃並み」の行為と受け止めたが、連合国軍当局はその後も他社に協定を守らせほぼ１日の遅れを強いる一方、ＡＰに対しては欧州での活動を一部制限した。ＡＰは報

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