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【第625回】『銃・病原菌・鉄(上)』(J・ダイアモンド、倉骨彰訳、草思社、2012年)
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【第625回】『銃・病原菌・鉄(上)』(J・ダイアモンド、倉骨彰訳、草思社、2012年)
学部時代、生理学者であり、進化生物学者でもある生物地理学者の著者が著した本書を読んで、学際研究の... 学部時代、生理学者であり、進化生物学者でもある生物地理学者の著者が著した本書を読んで、学際研究の素晴らしさに感銘を受けた。改めて紐解いてみて、研究する方の問いの立て方の鋭さに目が向いた。 なぜ、ヨーロッパ人は、遺伝的に不利な立場にあったにもかかわらず、そして(現代では)知的発育にダメージをあたえうる悪影響のもとで育っているにもかかわらず、より多くの「Cargo(積み荷)」を手にするようになったのか。私がヨーロッパ人よりもずっと優れた知性を持っていると信じるニューギニア人は、なぜ、いまでも原始的な技術で生活しているのだろうか。(38頁) 現地でのフィールドワークを続けてきた著者ならではの問いではないだろうか。ヨーロッパ人はヨーロッパ人の目線から、アメリカ人はアメリカ人の目線から、そして日本人は日本人の目線から、自分たちの文明・文化の優位性を論じがちだ。とりわけ、先進国と呼ばれる一部の国家の人