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【第2章②】恋人がいないのは、「自分に魅力がないから」と思うのは、500%間違っている - 伊藤健太郎 哲学の部屋
いよいよ人生最大の不条理に取り組む時が来ました。 恋人がいないのは自分に魅力がないからと思っている... いよいよ人生最大の不条理に取り組む時が来ました。 恋人がいないのは自分に魅力がないからと思っている男性は、500パーセント間違っています。自分ではなく、精子が卵子より価値がないから、あぶれる男が出てくるのです。 動物の世界でも、基本的に雌が雄を選びます。だから雄は雌の「オーケー」をもらえるように、他の雄と激しく競争しなければなりません。動物も一般に雌の売手市場で、あぶれるのは雄です。特に一夫多妻の種では、雄の大半が生殖のチャンスを奪われています。 一例をあげると、ゾウアザラシの雄は十頭から三十頭の雌を独占してハーレムを作ります。特に強い雄は二百頭のハーレムを構えて、百頭以上の子どもを設けます。一方、脱落した大多数の独身雄は、ひたすら他の雄と戦って、ハーレムの主になろうと奮闘するのです。しかし結局、多くの雄は苦労のかいもなく、一回も交尾ができずに死んでゆきます(人間に生まれてよかった)。 し
2008/02/05 リンク