ユーロの急反発は本物か？ 依然消えない長期的なリスク: 学ぶ投資・資産運用

欧州の債務危機に対する不安心理が後退 ・米国経済が悪化したり中国の経済成長が鈍化したりする兆候に投資家の関心が向かったことから、ヘッジファンドやトレーダーが売りポジションを解消し始めた。 ・ユーロ圏の周縁国（ギリシャ、ポルトガル、スペイン、アイルランド）の国債利回りはようやくピークを越えた。 ・各国政府が財政赤字の削減に乗り出した。 ・ユーロ圏内の銀行に欧州中央銀行（ECB）が無制限の資金供給を続けている。 ・銀行同士が資金を融通し合う時に用いる欧州銀行間取引金利（EURIBOR）の上昇ペースが鈍ってきており、銀行間市場も落ち着きを取り戻しつつある。