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青果物 札幌大球(サッポロダイキュウ)
秋が深まってきた頃、街角の八百屋の店先に、とても抱えられないほど大きなキャベツが、売られていた。... 秋が深まってきた頃、街角の八百屋の店先に、とても抱えられないほど大きなキャベツが、売られていた。いったいこのキャベツはなんだろう?丸のままのハクサイ、土付きのダイコンも、歩道にはみ出すように山積みされている。昨年札幌へ来てはじめての秋に、この光景がとても新鮮に映った。個食化が進み、丸のままのハクサイですら、なかなか売っていないというのに。子供の頃見た、商店街の夕方の風景を思い出した。なんて楽しそうなんだろうと、ちょっとワクワクした。 10月も終わりに近づくと土付きダイコンや聖護院カブ、そして大きなものだと1つ20kgにもなるという札幌大球が並び始め、漬物作りのシーズンがやってくる。北海道には「ニシン漬け」という身欠きにしんを使った漬物がある。「このキャベツでないと」と札幌大球の出荷を心待ちにして、漬物の準備をする人もいる。スーパーの床に、でんと置かれていた今年の札幌大球は、980円の値
2009/11/26 リンク