第37回 安定感を求めて | WIRED VISION

第37回 安定感を求めて 2009年11月10日 （これまでの増井俊之の「界面潮流」はこちら） 汚い部屋にゴミを落としても拾う気になりませんが、綺麗な床の上にゴミを落とした場合は拾うかもしれません。汚い部屋のゴミが多少増えても部屋が汚い状況は変わりませんが、ひとつでもゴミがあると「綺麗な床」は「汚い床」に変わってしまいますから、もとの状態を保つためにはゴミを拾う必要があります。人間は安定した状態を好むもののようで、不安定な状態や整合がとれない状況を見ると気持ち悪く感じられますし、安定した状態が長く続くような行動をとりがちです。下図の左側のような状態はいかにも不安定ですから、こういう様子を見たら右のようにグラスを移動したくなるのが人情です。 割れた窓ガラスが放置されているような地域では治安の悪い雰囲気が定常化して犯罪が増えるが、小さな犯罪もきちんと取り締るようにすれば意識が変化し、結果的に大

[choro23]

あえて不安定な状態にして修正欲をかき立てる

[bondooroo]

もやもや感の正体

[dutchitecture]

むむ、これは繋がりそう。高校のときに「原子の振舞い」を学んだときに受けた感覚と近いぞ。

[Cherenkov]

安定化 増井 界面 インターフェイス

[tekehiko]

『安定化を求める心理を「修正欲」として利用すると、人力を活用するサービスが可能になります。』

[ushiwatat]

|修正欲を活用する／安定化を求める心理を「修正欲」として利用すると、人力を活用するサービスが可能になります。|

[youpy]

安定化を求める心理を「修正欲」として利用する

[myu65]

へー

[hiro_y]

「正しく登録しないと不安定で気持ちが悪い状況にしておけば、これを解消するために正しく位置登録を行なうようになります。」ふむー。

[kodaif]

"音大生だった知人が寮に住んでいたとき、隣の練習棟でピアノを弾いていた学生が何故か終止進行の途中で弾くのをやめて帰ってしまったため、寮全体がモヤモヤ感につつまれてしまったことがあるそうです。"