(問)日本航空が昨日16路線の廃止を発表しました。それについての評価をお願いします。 (答)昨日発表された16路線につきましては他の航空会社等が運航しているということで空白になったり、或いは航空機が飛ばないということにならない訳でありますが、今後更なるリストラ計画が出て来た場合には飛ばない路線が出て来る可能性がありますので、それは従来から申し上げているように時限を区切って何らかの支援策を検討中でございます。 (問)北陸新幹線ですが、新潟県知事が国地方係争処理委員会に申し立てをするという報道がありますけれども。 (答)私も報道で知っただけですので、詳しい中身は知りませんのでコメントは差し控えたいと思いますが、ただテレビを見る限りにおいては国土交通省の鉄道局は懇切丁寧な質問に対する回答をしておりますので、何ら回答がないとか話し合いがないというのは事実に反するということでありますし、また我々は法
地方放送局勤務のA氏(45歳)はドライブと温泉旅行が趣味の独身男性だ。いつも温泉に同行するのは彼女でなく彼、男友達だというと大半の女性の顔つきが変わるのだが、A氏は男同士で温泉旅行というフレーズで想像されがちな性的志向の持ち主ではない。 「20代、30代の頃は彼女もいたし、旅行も彼女と行きましたよ。彼女のためにお洒落なホテルを予約したり、普段のデートでも彼女の喜びそうなレストランを見つけたり。でも40代になってからそういうのが面倒になったんです。男同士だと野宿で酒盛りをしてもいいわけですよ。自然体でいられる男友達と過ごす方が楽しいと思い始めたころから、女性とは疎遠になりました」 A氏は実家で母親と独身の姉と同居している。掃除も洗濯も母と姉がしてくれて、帰宅すれば食事の用意ができている。居心地のいい家に住んでいるから、結婚する気にならないのかもしれないが、 「正直いって女性と疎遠になってから
'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示 1966/廃棄本・里親探しの実情 1967/改めて地域資料を調べてみる 1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは? 1969/図書館の中では見えないこと 1・図書館はコンビニである 1970/図書館の中では見えないこと 2・こんな図書館があったら 1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報 1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品 1973/図書館の中では見えないこと 4・図書館と税金 1974/情報を訂正するためのツール 1975/図書館の中では見えないこと 5・断裁の現実 1976/図書館の中
'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示 1966/廃棄本・里親探しの実情 1967/改めて地域資料を調べてみる 1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは? 1969/図書館の中では見えないこと 1・図書館はコンビニである 1970/図書館の中では見えないこと 2・こんな図書館があったら 1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報 1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品 1973/図書館の中では見えないこと 4・図書館と税金 1974/情報を訂正するためのツール 1975/図書館の中では見えないこと 5・断裁の現在 1976/図書館の中
1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示 1966/廃棄本・里親探しの実情 1967/改めて地域資料を調べてみる 1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは? 1969/図書館の中では見えないこと 1・図書館はコンビニである 1970/図書館の中では見えないこと 2・こんな図書館があったら 1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報 1972/図書館の中では見えないこと 3・図書館の本はC級品 1973/図書館の中では見えないこと 4・図書館と税金 1974/情報を訂正するためのツール 1975/図書館の中では見えないこと 5・断裁の現実 1976/図書館の中では見えないこと 6・私設図書館とコレクター 1977/図書館の中では見えないこと 7・本は商品である やっとまとめ終わりました。 出版の話は図書館の話の中で出すより、出版の話として出した方が興味を
1963/多摩図書館廃棄本問題と「書影使用自由」の表示 1966/廃棄本・里親探しの実情 1967/改めて地域資料を調べてみる 1968/除籍予定本の大半は多摩の資料ではないのでは? 1969/図書館の中では見えないこと 1 1970/図書館の中では見えないこと 2 1971/【必読】多摩図書館廃棄本についての正確な情報 1972/図書館の中では見えないこと 3 1973/図書館の中では見えないこと 4 1974/情報を訂正するためのツール 1975/図書館の中では見えないこと 5 ポット出版の沢辺さんが教えてくれたのですが、特定非営利活動法人「共同保存図書館・多摩」が見解がこちらで読めます。 一通り目を通しましたが、「うーん」と唸るしかないです。 そりゃ、古本屋で100円で売っているような本まで里親探しをするのですから、今回の処分を「絶対に容認することはできません」とするのは当然でしょう
ははは、やっぱり松沢さんでしたか、刷部数の表示のこと。 多分、松沢さんだと思ったんだけど、確信がなかった。 倉庫は在庫1冊/月/2円です。もっと安いところもあるし、高いところもあるようです。だから松沢さんの予測通り、1000冊/年間/24000円です。 筑摩などは、倉庫改善、として、POSデータで売れ行きを予測して、返品時点で、断裁するもの/改装するものとわけるようにしたそうです。たしか「どすこい出版流通」に書いてあった話のはず。 あと、断裁というと全部捨ててしまうように思ってる人が多そうです。ポットも200冊残して、あとは捨てる、というようにしていて、断裁して絶版/品切れにすることはない。大手はわからんけど。 「これこれこういう意見があるんだけど、どうですか」と著者にお伺いを立てれば、なにがしかの意見は出てくると思うけど、いちいち奥付をチェックして、その意味を考えて自分から文句をつける著
'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 前回のコメント欄に寄せられた情報によると、今回の廃棄本は古本屋が引き取るらしい。詳しくは、またも図書館学徒未満 に出ています。ブログ主のaliliputさんは地に足がついてます。 私もこのことは都立中央図書館に電話した時に聞こうと思ってうっかりしてました。すいません。 もしかすっと、都の廃棄基準はこの段階で改正されたのか、あるいは、それ以前から、有償譲渡が許されていたのでしょうが、やれることは全部やっていたってわけです。騒ぐんだったら、その段階で騒ぐべきでした。 この調子だと、一括で手渡すのではなく、買い取れるものだけ古本屋が引き取って、残りは利用者に放出ってことかな。貴重な資料を捨ててはいけな
'; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> もう図書館の話は飽きました。今回からまとめに入って、もともと論じたかった書影の話に移行します。このまとめがまた長いんですが、都立多摩図書館の廃棄問題に限らず、私は図書館の何を問題だと考えているのかについて書いておくとします。今まで何度も書いていることですが、読んでいない人もいましょう。 本に対する興味はあっても、私は図書館に強い興味があるわけではないです。本当は強い興味があるのですが、現状の図書館には興味を抱きようがないとでも言った方がいいかな。したがって、図書館のことを書くと批判的なトーンにならざるを得ないところがあります。 だからといって、図書館の役割を否定する意図はないですよ。図書館を敵視
今週に入ってから、ようやく少し本気でGoogle App Engineでプログラムを書き始めている私だが、ようやく Entity Group の使い方が分かって来たので簡単に解説してみる。 Entity Groupとは、一口で言えば「トランザクションを使ったアトミックな読み書きの対象となるEntity(=データベース上のオブジェクト)の集まり」である。 イメージとしては、まず「一つのハノイの塔を三人で同時に遊んでいる姿」を思い浮かべると分かりやすいかも知れない。全くのルールなしで皆で同時に遊ぼうとすると、腕が交錯してぐちゃぐちゃになってしまう。 そこで、「ある時点でハノイの塔ボード(三つの棒を支えている水平に置かれた板)に触ることが出来る人は常に一人。一度ボードに触った人はすべての円盤をいずれかの棒の位置に置いた状態にしてからしか手を離してはいけない。もし自分がハノイの塔に触りたい時に、す
今日の入試説明会を聞きつつ、漠然と思ったこと。 うちの専攻ができたとき、タコつぼ型の大学院の組織をやめようというのが理念の一つだったそうだ。生命系の大学院では、研究室ごとに完全に独立して、分断されていて、隣の研究室では何をやっているのか分からない、という状況が普通であり、院生も、一つの研究室に所属すると、そのなかで全生活が完結するような大学院生生活を送ることもよくあるらしい。うちの専攻では、そういうことをすると非常に視野の狭い生命科学の研究者しかできないので、なんとか別の仕方を考えようということだったようである。たとえば、物理的なスペースにしても、研究室に割り当てることはせず、専攻全体で管理する、というのが建前だった。 ところが、今日の入試説明会で感じたのは、結局、「研究室」というものが出来てしまっていて、どうやら縦割り、タコつぼ化の方向に動いているらしい、ということである。というのも、研
岡俊子 アビームM&Aコンサルティング株式会社 2009/10/13 IFRS適用によってさまざまな会計処理が変わるが、その中でM&Aに最も大きな影響を与えるのは「のれん」の取り扱いだ。IFRSによって「のれん」の取り扱いに2つの大きな変化が生じる(→記事要約<Page 3 >へ) ところが、経常利益にのれんを足して試算した「のれん償却前経常利益率」によると、買収を加速させたことによって経常利益率は低下したわけではないことが分かります。なお、JTは平成20年3月期では、海外連結子会社で発生したのれんは償却せず減損の有無を判定する方針をとっていましたが、平成21年3月期は、原則5年から20年の償却年数で償却するように会計方針を変更しています。 またJTの有価証券報告書によると、総資産に占める、のれんの割合は、2008年3月期で41%、2009年3月期で38%と大きな割合になっていることが分か
岡俊子 アビームM&Aコンサルティング株式会社 2009/10/13 IFRS適用によってさまざまな会計処理が変わるが、その中でM&Aに最も大きな影響を与えるのは「のれん」の取り扱いだ。IFRSによって「のれん」の取り扱いに2つの大きな変化が生じる(→記事要約<Page 3 >へ) 具体的な評価作業の方法は各無形資産によって大きく異なりますが、イメージを持っていただくためにここでは「顧客リスト」の評価について触れます。ここで無形資産として認識する「顧客リスト」は、対象会社が保有している既存顧客の「顧客リスト」です。その既存顧客がM&A後に他の顧客よりも多く収益をもたらしてくれる部分、つまり超過収益の部分を無形資産として認識するわけです。 従って「既存顧客1名当たりの超過収益分」に「各年度の顧客の人数」を乗じた額の現在価値が「顧客リスト」の価値ということになります。ここで留意しなければいけな
岡俊子 アビームM&Aコンサルティング株式会社 2009/10/13 IFRS適用によってさまざまな会計処理が変わるが、その中でM&Aに最も大きな影響を与えるのは「のれん」の取り扱いだ。IFRSによって「のれん」の取り扱いに2つの大きな変化が生じる(→記事要約<Page 3 >へ) IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)適用によってさまざまな会計処理が変わりますが、その中でM&Aに最も大きな影響を与えるのは「のれん」の取り扱いです。IFRSが適用されると、「のれん」の取り扱いに2つの大きな変化が生じます。 1つ目の変更は、日本の会計基準とIFRSとでは「のれん」の定義が異なる点です。もう1つは、日本の会計基準では償却していた「のれん」をIFRSでは償却しない点です。本稿では、この2点が日本企業のM&Aに与える影響について論じます。 「のれん」の定義が異なる 日本の現行の会計基準では、M
連載:IFRSとは何なのか(2) これだけ違う国際会計基準と日本基準 伊藤久明 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/7/6 国際会計基準(IFRS)と日本の会計基準との主な違いは「収益」「固定資産」「連結」が挙げられる。連載第2回では、それぞれの影響を簡潔に解説する。実際にIFRSを適用する場合に必要になる財務諸表とロードマップの考えも示す(→記事要約<Page 3>へ) (2)固定資産 取得原価を分ける IAS16号(有形固定資産)では、取得原価を重要な構成部分に配分して個別に減価償却を行なうことを求めている。基準書では、航空機の機体部分とエンジン部分について、別個に償却計算する例が示されている。 構成部分には、修繕などにより取り替えが必要となる部分が含まれる。修繕引当金の計上は認められなくなる代わりに、取得原価から見積り修繕費用を区別し、当該部分につい
伊藤久明 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/7/6 国際会計基準(IFRS)と日本の会計基準との主な違いは「収益」「固定資産」「連結」が挙げられる。連載第2回では、それぞれの影響を簡潔に解説する。実際にIFRSを適用する場合に必要になる財務諸表とロードマップの考えも示す(→記事要約<Page 3>へ) 前回述べたように、2009年6月16日、金融庁が日本版ロードマップを公表し、日本においてもIFRSの強制適用が不可避の状況となってきた。そこで現行の日本基準とIFRSとの差異の内容、および関連する業務・システムの見直しなどの必要な対応について簡単に概観してみたい。ポイントは「収益」「固定資産」「連結」の3つの会計処理である。 (1)収益 検収基準への見直しが必要 一般に日本企業では、商品販売時に出荷基準で収益計上しているが、IAS18号(収益)では、経済価
以上本稿では、IFRS時代のリスクマネジメントの基本的な考え方について論じてきたが、次回は、より具体的に業務プロセスレベルでIFRSの各基準に対応するうえでの取り組み課題について検討を行う。さらに、IFRS時代に求められるグループでの統制環境の確立と対応に向けた取り組みについても論じてみたい。 筆者プロフィール 河辺 亮二(かわべ りょうじ) 株式会社日立コンサルティング マネージャー 米国公認会計士 日立製作所 ビジネスソリューション事業部を経て、2007年に日立コンサルティングに入社。これまで大手メーカー、金融機関、公共機関などの、経営マネジメントシステムの構築、連結決算対応、内部統制対応などのグループ経営支援に関するプロジェクトを担当し、現在IFRS導入サービスを手掛ける。共著書に「グループ企業のための連結納税システムの構築と運用(中央経済社)」「ITコンサルタントのための会計知識(
河辺亮二、伊藤雅彦(監修) 株式会社日立コンサルティング 2009/10/1 日本版SOX法対応を行った企業は次に何を行うべきか? IFRSとリスク管理との関係を解説し、IFRS適用初年度をどう迎えるべきかを解き明かす(→記事要約<Page 3>へ) IFRS時代の内部統制の役割 ここで、IFRS時代の内部統制の役割を一言で表すと、「保有する資産・負債の評価プロセスを会社の仕組みとして確立するとともに(統制活動)、事業・財務上のリスクをできる限り正確に認識し(リスクの評価)、連結グループも含めて予算・決算などの経路を明確に定義して(情報と伝達)、安定的な運用に向けたガバナンス体制を確立し(モニタリング)、一方で、経営者が事業戦略と経営目標を明確に示しつつ、自ら戦略実現に向けた行動規範を示すこと(統制環境)」と考えられる。 その中で、特にリスクの評価においては、保有する事業や資産の特性に合わ
河辺亮二、伊藤雅彦(監修) 株式会社日立コンサルティング 2009/10/1 日本版SOX法対応を行った企業は次に何を行うべきか? IFRSとリスク管理との関係を解説し、IFRS適用初年度をどう迎えるべきかを解き明かす(→記事要約<Page 3>へ) 本連載では、日本版SOX法対応を行った企業が次に何を行うべきか、内部統制評価にどのような影響を及ぼすのか、IFRSとリスクマネジメントとの関係をどう考えてIFRS適用初年度を迎えるべきかについて解説する。 IFRSを導入する意味 2009年3月期は、金融商品取引法における内部統制報告制度(いわゆる日本版SOX法)の初年度ということで、多くの会社で企業内の決算処理を含む業務プロセスの整備・運用状況の確認とルールの再徹底に多くの時間を費やした1年であったと思われる。こうした中、金融庁は6月30日に国際会計基準(IFRS)の取扱いに関する中間報告(
第37回 安定感を求めて 2009年11月10日 (これまでの増井俊之の「界面潮流」はこちら) 汚い部屋にゴミを落としても拾う気になりませんが、綺麗な床の上にゴミを落とした場合は拾うかもしれません。汚い部屋のゴミが多少増えても部屋が汚い状況は変わりませんが、ひとつでもゴミがあると「綺麗な床」は「汚い床」に変わってしまいますから、もとの状態を保つためにはゴミを拾う必要があります。人間は安定した状態を好むもののようで、不安定な状態や整合がとれない状況を見ると気持ち悪く感じられますし、安定した状態が長く続くような行動をとりがちです。下図の左側のような状態はいかにも不安定ですから、こういう様子を見たら右のようにグラスを移動したくなるのが人情です。 割れた窓ガラスが放置されているような地域では治安の悪い雰囲気が定常化して犯罪が増えるが、小さな犯罪もきちんと取り締るようにすれば意識が変化し、結果的に大
VMware vSphere 4のストレージ機構(2):VMware vSphere 4徹底解剖(4)(2/4 ページ) 準仮想化SCSIコントローラ 仮想デバイスの実現には大きく分けて2通りのアプローチがある。1つは物理デバイスと全く同一のデバイスをソフトウェアで仮想的に構築する「完全仮想化」と呼ばれる方法である。もう1つの方法として、ゲストOS内のデバイスドライバ側にも専用のコードを入れて実現する「準仮想化」と呼ばれる方法がある。 完全仮想化で実装された仮想デバイスは、ゲストOSからは物理デバイスと全く同一に見えるため、OSベンダやデバイスベンダから提供されている一般のデバイスドライバに手を加えることなく、そのまま利用することができる。一方で処理の効率性という面では、完全仮想化を実現するためのさまざまなコードが実行されるため、比較的CPU資源を消費する。 準仮想化で実装された仮想デバイ
→紀伊國屋書店で購入 「<劇評家の作業日誌>(49)」 竹内敏晴さんが亡くなった(9月7日)。享年84歳だった。 演出家であり、教育者としても大きな足跡を残した彼は、死後、一冊の本を残した。それが「出会い」をテーマにしたこの本で、文字通り遺著となった。 1975年に初めての著書『ことばが劈(ひら)かれるとき』(思想の科学社、後にちくま文庫)を刊行して以来、竹内が出した本は十数冊に及ぶ。からだを解きほぐすレッスンを考案し、多くの受講生たちと一緒にワークショップを積み重ねながら、思考を深めていった。それが次々と刊行される本につながった。 障害を持った子供たちのからだを診、不登校に陥った少年たちと対話を重ね、差別や偏見にさらされた定時制の高校生たちと演劇を通じて生きることの意味を探る。さらに晩年近くに開始された新しくもがくような生活。その集大成ともいうべき思考の痕跡が、この一冊に結実した。 本書
置き忘れ議論のひとつに、池田信夫氏の提唱した「複雑な問題に簡単な答はない」という比喩がある。池田信夫氏の賢さと、それに基づいたある種の欺瞞はここに凝縮されていると思う。 複雑な問題に簡単な答はない* http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308005.html 複雑な問題に簡単な答えはない http://progre2033.blog27.fc2.com/blog-entry-628.html 「デフレ対策」論争についての雑感 http://eurofunda.dtiblog.com/blog-entry-754.html 反デフレ政策FAQ中のFAQ http://www31.atwiki.jp/anti_deflation/ 池田のブーのブログ http://ameblo.jp/ikedagagabaka/ ■[economics]金融政策
Obama(オバマ)大統領の仕事に関する国民の支持率のカーブを見ると、大統領陣営は現在薄氷を踏む思いで、さまざまな難問に立ち向かっていると思います。以下は、Pollster.comによる大統領の仕事全般に関する各種調査のアグリゲーションの数字で、「50.3%は認める」、「45.4%は認めない」ということで、何とか過半数の支持を取り付けています。ただし、同調査でヘルケアに関する数字を見ると、すでに46.2%は認めない、44.5%は認めると、不支持が上回る結果となっています。 おとといは、テキサスの陸軍基地で米国史上最悪の現役軍人の精神科医による大量射殺事件(13人を射殺、30人が重傷)が起こり、昨日は10月の失業率がとうとう10.2%と二桁に達する(1983年以来26年ぶりの高率)という、しんどい状況です。大統領は、この大量射殺事件のメモリアルの出席のために12日の訪米予定が1日延びて13日
大阪工業技術専門学校で「1995年以後を考える」を聞く。 パネリストは鈴木謙介さんと藤村龍至さん。 1995年を契機に変化してきている社会はいかなるもので、いかなるものが必要なのかについて、個人的な感想を述べる、とても面白かったし刺激的であった。現代の社会状況をシンプルに表されているし、それに対していかに対峙していくべきかについて建設的な議論がなされていると思った。しかし、こう思ったのは私がお二人の考えに基本的に賛同しているからで、信者のように信じきってしまうことの危うさは自覚しておかないといけないし、お二人の議論を超えるような考えを自分の中に醸成しないといけないと、充実の時間をすごしたからこそ自らに戒めたい。 議論はまずお二人の自己紹介兼それぞれの1995年以後についてのプレゼから始まる。 まず、藤村氏 1945-1970、1970-1995、1995-2010という3つの時代区分を提示
国民40人に対して1台の時代 今日、監視カメラは銀行やコンビニだけでなく、一般企業の受付・事務所や、公共機関・学校・店舗・商店街等、街中で多く見かけるようになりました。現在日本国内に設置してある監視カメラの台数は、約330万台といわれています。国民一人当たりの監視カメラ台数が世界一のイギリスは、約430万台です(出典:2009年8月16日 日本経済新聞)。 日本は国民40人に対して、カメラ1台の割合です。イギリスでは国民14人に対して1台となりますが、首都ロンドンにいたっては、人口750万人に対してカメラ台数が100万台以上です(出展:2009年8月24日BBCニュース)。国全体カメラ数の4分の1が集まっており、7人に1台という高い割合で、街中が監視カメラであふれているイメージではないでしょうか。 これらのカメラ設置の目的としては、「犯行の未然防止」と「証拠映像の記録」です。計画的な泥棒は
山田和延 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/10/29 2009年4月から適用されるようになった工事進行基準。ソフトウェア会社などでは大きな影響を受けた。IFRSの動向からも注目される工事進行基準の概要を説明する(→記事要約<Page 3>へ) 税法も工事進行基準に対応 ここまでは財務会計におけるルールや留意点を説明してきたが、法人税についても簡単に触れておく。 法人税の計算では2008年度から、工期1年以上かつ請負金額が10億円以上の工事には工事進行基準が強制適用されている(注)。これ以外でも任意に工事進行基準が適用することは可能だ。また、いままで任意で適用することができなかった、損失が見込まれる工事についても、工事進行基準が適用できるようになるように変更されている。 (注) 法人税における工事進行基準にかかわる改正規定は2008年度から適用であるが、
山田和延 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/10/29 2009年4月から適用されるようになった工事進行基準。ソフトウェア会社などでは大きな影響を受けた。IFRSの動向からも注目される工事進行基準の概要を説明する(→記事要約<Page 3>へ) 影響が大きいソフトウェア開発 「工事契約に関する会計基準」が導入される前は、工事進行基準とするか工事完成基準とするかは、企業の実態に合わせて選択することが可能であった。しかし、2009年4月以降に開始する事業年度からは、3つの要件に当てはまる場合、すなわち、前述の3つの項目について信頼性を持って見積もることができる場合には工事進行基準を適用しなければならなくなる。逆に、1つでも当てはまらなければ、工事完成基準を適用する。この判断は工事契約ごとに行う。 対象となるのは主として建築工事であるが、プラント建設や受注制作
山田和延 プライスウォーターハウスクーパース コンサルタント株式会社 2009/10/29 2009年4月から適用されるようになった工事進行基準。ソフトウェア会社などでは大きな影響を受けた。IFRSの動向からも注目される工事進行基準の概要を説明する(→記事要約<Page 3>へ) コンバージェンス解説第2回は工事進行基準について解説をする(前回は資産除去債務)。2009年4月から開始する事業年度より「工事契約に関する会計基準」および「工事契約に関する会計基準の適用指針」が適用されている。これは建築、造船、機械装置の製作などに加え、受注制作のソフトウェアについても影響を及ぼすものである。元々IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)とのコンバージェンスの一貫として導入された会計基準であるが、本家本元のIFRSでは工事進行基準の適用を認めない方向となりつつある。しかし、当面は日本でも工事進行基
津田さんがどこかのセミナーで、「自分の名前を動詞として使われるのはあまり嬉しいものではない」というようなことを言っていたので、Tsudaるって言葉使いたくなかったんだけど、使ったほうが一発で趣旨を理解してもらえると思ったんで見出しに使いました。ごめんなさい。 さて津田大介さんがセミナーなどをtwitterを使って実況中継する、いわゆるTsudaるという行為が非常に大きな価値を生んでいるのはご存知の通り。 セミナー参加者にとって要点の理解に役立つし、終了後の記録にもなる。また参加していない人も情報が伝わるし、そこにいないにもかかわらず、会場との一体感を共有することもできる。 これだけの価値を生むわけだから、セミナー主催者も、より多くの参加者がTsudaれるように環境整えるべきだと思う。会場での電源の確保や無線LANの提供を始め、Tweetをまとめたウェブサイト作りが、長期的に見ればセミ
いや別にプライバシー問題に真剣に取り組んでいる人にケンカを売るつもりも茶化すつもりもないんだけど、ネット上のプライバシーの問題を考える前に、その前提としてプライバシー侵害って本当に問題なのどうかをもう一度自分で考え直してみようと思ったわけ。 プライバシーを尊重すべきだという考え方が広まったのは近代になってからだとどこかで読んだような気がするし、両親の田舎ではドアに鍵などかける家などなく、近所の人たちが自由に出入りしていてプライバシーのかけらもなかったように思う。僕自身ネット上で予定表やケータイの番号を公開していてよく驚かれるけど、別に不都合なことが起こったことはない。 聞かれれば「プライバシーは重要である」とほとんどの人は答えるけど、ちょっとした景品と引き換えに個人情報を惜しげもなく差し出す、という調査結果は山のようあるようだし。どういうことなんだ、これ? 長い人類の歴史の中でなぜ近
「グーグルからサイトを見えないようにしようと思う」マードック氏 オーストリアのメディア関連ニュースサイトmUmBRELLAによると、メディア王ルパートマードック氏が同氏が率いるニュース・コープのサイトからグーグルのクローラーを締め出す考えを示唆したという。 Asked by Sky News political editor David Speers why News hasn’t therefore made its sites invisible to Google, Murdoch replied: “I think we will.” スカイニュースの政治専門の編集者に「じゃあいっそのことgoogleからサイトを見えないようにすればどうですか?」と聞かれたらマードックス氏は「ああそうすることにしよう」と答えた。 ニュースの有料化を進めようとすればグーグルのクローラーの締め出しは当
「世の中カネが全てだ!」「他人に構わず成り上がれ!」といったことを言う人は、いわば「わかりやすい悪役」のようなものだろう。悪役であることがはっきりしているので、むしろ安全である。 これに対して、「お金がすべてじゃない」「社会のために尽くそう」といった「きれいごと」ばかり言う人は、むしろ要注意だ。リーダーがこの種の人である場合、他人には「きれいごと」を説き、無私の献身を求めておいて、それによって自分がお金や権力を得ている、という場合がある。純粋な人ほど、この手のリーダーが言う「きれいごと」に騙されやすい。そしてこの手のリーダーは、しばしば金持ちだったりする。 世の中カネが全てではないが、お金は重要である。社会のために尽くすことは素晴らしいが、まず自分がしっかりするほうが優先だ。 最近の日本は、ビジネスや経済を否定しがちな方向、「きれいごと」に傾いている気がする。 関連エントリ: 「弱者をダシ
定義 産業連関表 - Wikipedia 産業連関表は、産業ごとの生産・販売等の取引額を行列形式にした指標。... 財・サービスといった産業ごとの生産構造(どの産業からどれだけ原料等を入手し、賃金等を払っているか)、販売構造(どの産業に向けて製品を販売しているか)をみることができ、経済構造の把握、生産波及効果の計算などに利用される。 資料 総務省の統計局のサイトに産業連関表に関する詳しい説明がある。まずはこれを読んでね・・・。 統計局ホームページ/産業連関表の仕組み 産業連関表の構造と見方(PDF) 開放型の逆行列係数の求め方については、 逆行列係数表| 相模原市産業連関表|各種データ | さがみはら都市みらい研究所 によい解説がある。 産業連関表の意味 産業連関表は、 産業間の投入・被投入の関係をそのまま表現したもの(取引基本表) 取引基本表を生産額で正規化したもの(投入係数表) 生産額
1 産業連関表の構造 産業連関表(取引基本表)を縦(列)方向に見ると、財・サービスの生産にあたって投入された原材料及び粗付加価値の構成が示されており、横(行)方向に見ると、生産された財・サービスの販売(産出)先の構成が示されています。 2 産業連関表の見方 産業連関表は通常、取引基本表、投入係数表、逆行列係数表等からなっています。 以下に模式化した表で説明します。 (1)取引基本表 A産業の構造は、以下のとおりとなっています。 列(縦)方向: A産業(列)の生産額(300億円)は、原材料等としてA産業(行)から30億円、B産業(行)から60億円を購入(投入)したものと、粗付加価値は210億円からなっています。 行(横)方向: A産業(行)で生産(300億円)されたものは、原材料等としてA産業(列)へ30億円、B産業(列)へ150億円販売し、最終需要には120億円販
文:Calvin Sun(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子 2009-11-10 08:00 あなたには、上司のせいで頭がおかしくなりそうになったという経験はないだろうか?本記事では、こういった上司を相手にする場合に正気を保っておく(そして場合によってはあなたの職を失わないようにする)ために役立つ戦略を紹介する。 会社勤めをしていると、悪い上司の下につくこともあるはずだ。漫画「Dilbert」に登場する尖った髪のボスほどひどい上司ではなくとも、仕事がやりにくくなる場合もあるだろう。そこで以下に、困った上司への対処法を紹介したい。 #1:上司と同じような対応をとらないようにする あなたの上司が大人げない行動に出たり、口汚くののしったり、ひどく興奮したりした場合、咄嗟に同じような振る舞いで応酬したいという衝動に駆られるかもしれない。しかし、どれほど
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 東京オペラシティコンサートホール 昨夜のラモーとモーツァルトがあまりに良かったので、今日のハイドンの交響曲も聴きに行く。今夜のプログラムは第101番「時計」、第103番「太鼓連打」、第104番「ロンドン」の3曲。 良い指揮者とピリオド楽器オーケストラが演奏するモーツァルトやハイドンは、本当にふるいつきたくなるような魅力がある。プレヴィン・スタイルのモーツァルトも、もちろんたまに聴くといいけれども、やはりピリオド・スタイルの方が――かりにモダン楽器のオケであっても、ピリオド系の指揮者による演奏の方が、私の好みだ。 私の主観では、たとえばこの3曲中の最高傑作と思われる「太鼓連打」におけるハイドンの才気、猛烈なエネルギー、斬新なアイディアなどは、落ち着いた柔らかい響きを
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 日生劇場 (マチネー) 今年の日生劇場の「NISSAY OPERA」(NISSEIではない)は、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」。演出がクリスティアン・シューラー、指揮が下野竜也。字幕付の日本語上演。 「青少年のための日生劇場オペラ教室」というシリーズの一環のためもあるのだろうが、演出はきわめてオーソドックスで、イェンス・キリアンの簡素だが丁寧に作ってある舞台装置ともども――ただしその大道具を扱う演技の手順はあまりいいとは言えないが――可愛らしく、ほのぼのとした舞台になっている。 ここにはスーパーの菓子売り場などは出て来ないし、魔女もグロテスクな大女などではないし、解放される子供たちも甘味を摂り過ぎた異常肥満体などではない。そういう読み替えのない、いわば
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » サントリーホール スダーン&東響、充実の演奏会。このコンビは、特にここ2、3年、最高の水準にある。 マーラー編曲版によるシューマンの交響曲シリーズ。今日の第3回は「交響曲第2番」。 冒頭からして、オリジナルと異なった響きがする。全曲、よくまあこれだけオーケストレーションに手を加えたものだと感心したり、呆れたり。その手法は実に巧妙だ。 しかし、聴いていると、何か落ち着かない。初めからマーラーの作品だと思って聴いていればいいのかもしれないが、やはりこちらの頭の中には、シューマンのオリジナルがある。結局、以前にも感じたことだが、所詮マーラーは、やらなくてもいいような、余計なことをやってくれたのではないかな――という思いが最後まで抜けきれないのである。 だがひるがえって言
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » ザ・カレッジ・オペラハウス (マチネー) 大阪音大ザ・カレッジ・オペラハウスの20世紀オペラシリーズには、毎年のように優れた上演が並ぶが、今年のオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」もなかなかの力作であった。 まず何より、首席指揮者チャン・ユンスンとザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団がいい。引き締まって密度の濃い演奏だ。劇中にいくつかある高揚点への追い込みもすこぶる緊迫感に満ちていて、全曲を意外に短く感じさせるほどであった。 演出は岩田達宗、舞台美術は増田寿子。 今回は、中央に十字架を置いてジャンヌを板付きにするといったセミステージ・スタイルではない。ジャンヌは中央の「火刑台」にとどまらず、しばしば舞台最前方にまで場所を移す。登場人物の動きを多くし、よりオペラ
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 新宿ピカデリー 10時 10月10日に上演されたプッチーニの「トスカ」が、今シーズンのライブビューイングの第1弾となった。 25年の長きにわたりMETの定番だったフランコ・ゼッフィレッリの豪華絢爛たる舞台に換わって、新プロダクションとして登場したのは、リュック・ボンディの演出。 予想通り、やや渋くなった。 渋いのは構わないし、ストレートな演出であることも一向構わないけれど、特に何かこの作品について新しい視点を提供するといった舞台ではない。安泰で、常識の範囲を出ない、過去の路線をなぞるような演出であるのが「やっぱりね」という感だ。 ただしその中では、「歌に生き、愛に生き」のさなかから、トスカが意識的にか無意識的にか、何度もナイフを手にするというところが、一般の演出と
2024-04 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 東京オペラシティコンサートホール ショーソンの「交響曲変ロ長調」、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」、サン=サーンスの「交響曲第3番」、アンコールにフォーレの「パヴァーヌ」と、見事にフランスもので固めた一夜――のはずが、最後のアンコール曲にブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」とは・・・・。 ショーソンの交響曲をナマで聴くのは何年ぶりだろうか。いい曲だ。この第3楽章冒頭部分が、昔ニュース映画(映画館で上演される世界のニュースのこと)の竜巻などの災害場面で必ず使われていたことを記憶している人は、もう少ないだろう。 もともと激しい曲想が多い作品だが、大野の指揮もそれに輪をかけてアジタートだ。彼は本質的にラディカルな音楽性を持った指揮者ではないかというのが私の独断的意
哲学の「構造主義」を、自分の人生から紡ぎだされたものから対峙し、論じている。比較法とか弁証法とかと全く違う。虚無もない。何か、細いけれど確かにある自分が生きてきた一本の道、線、証しともいえるものと対比としているようだ。評しているのに「迫力感」が存在するのはそのためだろう。ヨーロッパの町並み、日本の京都のように、芸術的ともいえるある種壊しがたいものに立ちはだかれると、人はそれを超えようとする力を失う。しかし、この論評は、そういった状況においても、今出来ること、今持っていることを組み合わせるだけでも新しい価値を生み出せる、そういう勇気を与えてくれる。コラムというより文学に近いか。著者が旅好きなら、紀行文も読んでみたい気がする。古典著者の生まれ故郷を巡るというのも面白い。(2009/11/13)
自分が属する民族は偉い。 頭がいい。進んでいる。徳があるうえ、外見まで、いい。 それに比べてアイツらときたら、どうしようもない馬鹿だ、遅れている。品性がいやしい。おまけに、かっこうわるい。 こういう考え方を自民族中心主義(エスノセントリズム)という。 同じような態度・発想は、身近にいくらでもある。 その昔、おとなは若い人を「間違っている」と決めつけていた。 今は、若い人がおとなを「間違っている」と決めつけている。 昔は、男性は女性を「無視していいような誤った意見ばかり言う」と見下した。 今は女性が、男性の意見を聞き終わる前に嘲笑う。 キミは私を心の中で「無知」と見なすし、私はキミを「ハッタリ屋」と思う。 自然に理解できる自分自身(や自分の同類)は常に正しく、それと異なって見える人間は間違いだらけの笑うべき馬鹿だと見なすのである。 フランスの人類学者レヴィ=ストロースが批判するのは、まさに、
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
郵便受けに大きな封筒が入ってると思ったら 東大社研 の封筒で、中身は 科研で世論調査するからアンケートに答えろ という内容。依頼は丁寧だが、ちらっと眺めたら、聞いてる中身がどうも丁寧に答えれば答えるほどアホらしくなる内容である。 一般市民に、無作為抽出でクロネコメールで送っているようなんだが、研究者から見ると こんなアンケートで科研の業績になるの? という内容。アンケートには答えてあげるという仏のような市民を除き、たいていの一般市民なら当然うんざりしそうな内容のアンケートである。てか、この設問のセンスのなさはなんだろう。 設問の多さは、健常者でもたぶんイヤになると思う。 で、 視覚障碍者に普通の大きさの文字で、かつ大量の設問入りアンケートを送ってこない ように。役所の書類を書くときに視覚障碍者がどれだけ呻吟してるか、たぶん送付した方は考えてもいないだろう。 たまに、市の調査なんかでも 無作
ずっと小説家になりたかった。 幼い頃から本が好きで、物心ついた時には小説家になりたいと思っていた。 「みのり伝説」というマンガを読んで、ルポライターもいいなぁと思ったこともあったけれども、基本的には小説家になりたかった 学校でよく空想に耽り、小説を書いていた。ストーリィはいくらでも思いついたし、どんどん膨らんでいった。 高校、大学と何度も賞に応募しては落選した。 大学3年のときにようやく気がついた。自分には才能はないのだと。 諦めて今の会社に勤めてもうすぐ3年になる。 最近自分を見つめなおす機会が多くなってきた。そして小説が書けない自分がいることに気がついた。 昔はあんなに書けたのに。思いついたのに。考えるのは自分の仕事やプライベートのことばかりなのである。 mixiの日記ならすぐ書ける。どこに行った、何を食べた、楽しかった。 でも私はそういう日記を書く大人になりたかったわけじゃないのだ。
第39回 空賊一味のような「職人エンジニア集団」を作る試み 金武明日香(@IT自分戦略研究所) 赤司聡(撮影) 2009/11/9 水野貴明(みずのたかあき)氏 バイドゥ プロダクト事業部 1973年東京生まれ。小学校時代に家にあったPC-6001でプログラミングを始めて以来のプログラミング好き。大学は有機化学、大学院は分子生物学を専攻したが、結局SIerに就職してエンジニアの道を進み始める。その後、技術系ライターの仕事も開始。2005年、株式会社はてなに転職し、2008年1月からはバイドゥ勤務。 ■バイドゥの日本人エンジニア第1号 わたしはバイドゥの日本人エンジニア第1号です。バイドゥには、北京、上海、日本の3大拠点があり、わたしは日本拠点でエンジニアのリーダー的な立ち位置で働いています。主な仕事は、日本向けの検索サービスの開発です。上海に日本向けの検索サービス開発センターがあるため、上
月刊「Windows Server World」の連載コラム「IT嫌いはまだ早い」の編集前原稿です。もし、このコラムを読んで面白いと思ったら、ぜひバックナンバー(2006年10月号)をお求めください。もっと面白いはずです。 労働環境の改善といえば、昔は労働組合の仕事だった。確かに有給休暇の徹底や不当解雇の回避など、成果はあったのだろうと思う。しかし、最近では弊害の方が大きいような気もしてきた。今月は労働組合を含めた労働環境の話である。 「なぜ、それほど一所懸命働くのか」。昔、友人と議論したことがある。結論は「仕事が楽しいから」だった。楽しいからつい働きすぎてしまうのだが、それによって失われるものも多い。仕事には締め切りがあるし、一定の品質も求められる。これはけっこうなストレスにもなる。ただし、締め切りもないし品質の要求もないとすると、あまり面白くないような気もするので、バランスが難しい。
先日、大変久し振りに、クラシック・交響曲をライブで見ました。クラシックはCDではしょっちゅう聴いていますが、ライブを見るのは本当に数年ぶりです。お付き合いのある方から強く誘われたので顔を出したのですが、素晴らしい体験でした。 たまたま席が2階の一番前だったこともあり、そして”振り”の豪快さで有名な指揮者であった為もあり、演奏に聴き入ったことはもちろんですが、指揮者と演奏者の”動き”に目が釘付けになりました。特に指揮者の動き。あれだけの感情とエネルギーを先ず自らの身に籠め、それを大きく、的確に大勢の演奏者に対して発信し、全体を指揮する。発信と云うより発射に近く、指揮と云うよりは格闘に近い気がしました。 とてもダイナミックで、とても素敵でした。私は生まれて初めて、”コンダクター”と云うものに感動したのです。あの動きは、自らにエネルギーを宿らせる作用も大きいと思います。それ以来、私は人に見えない
女子社員「男女平等お断りします。」 雑用仕事をやって「気楽」な会社員生活を送りたい男性だって少なからずいるはずだから、男女という分け方じゃなくて、本人の希望で選択する仕組みにするべき。 以前いた部署では、私が配属された当初は事務系採用の若い女性正社員(と技術者としては「上がり」になった主任研究員)が庶務をやっていたんだけれども、その若い正社員が「俳優になる」ために退職すると、女性の派遣社員が職務を引き継いだ。その後、一時的にポストが廃止されたりなど転変。 先日、久々に顔を出してみたら、今は50歳代の男性派遣社員が勤務されていました。老親の介護のために旧職を辞し、無事に最期を看取ったので、派遣登録されたのだという。別に、おじさんが雑用仕事をしたって、絵的な違和感は微塵もない。どこかで見たような……あ、そうか、小中学校の用務員さんだ。 ていうか、そもそも庶務は男女一人ずつだったのだから、男性二
ベルリンの壁崩壊から20年、ドイツとは時差がないので、20年前にニュースを聞いていて突然この情報が流れた時の驚きは忘れられない。今映像を見ていてるだけで涙が出そうになる。私の世代では東西冷戦とかベルリンの壁とかはそのまま子供時代や青春時代の与件であり背景だったからなあ。 今朝のラジオで当時、EU議長だったジャック・ドロールがインタビューに答えていた。 ベルリンの壁崩壊の知らせをきいたドロールは、翌日にすぐ「あなたがたの場所はヨーロッパにあります」とか「私は怖れていない」というフレーズを含むコメントをドイツ語で発した。 それに対して、フランスやイギリス内から、実はかなりの批判があったらしい。 翌年4月には当時のEU 12 ヶ国が東西ドイツの統一を支援する決議を出したのだが、それまでにはいろいろあったそうだ。一般人レベルではお祭りの印象が強かったのだが。 70年代の終わりに東京に少し住んだ時、
キリスト教関係の本を三冊買った。 Didier Decoin の "Dictionnaire amoureux de la Bible" これは、お約束の作家の楽しい本。飽きない。 Dietrich Bonhoeffer "Resistance et soumission" これはナチスの収容所で殺されたルター派の牧師で神学者の手紙。 Patrick Kéchichian "petit éloge du catholicisme" この人はル・モンド紙で長く文芸評論を担当していた。小さく単純だが個性的な本だ。 BD(フランスのコミック本)も1冊。 Marc-Antoine Mathieu "DIEU en personne" これ、なかなかおもしろい。SF の一種で、近未来のフランスに突如受肉して現れた「神」をめぐる話。 現代に神が現れるという話では、たいてい、貧乏したり無視されたり精神病
■ この期に及んで、雪斎は自説の誤りに懺悔しなければなるまい。 選挙前、雪斎は、民主党マニフェストに対する所見を求められ、「具体性に乏しい」と批判した。 誤ったのは、その「具体性に乏しい」という批判の趣旨である。 雪斎は、「そもそも、対外関係に絡む案件をマニフェストに掲げてよいのか」と提起すべきだったと反省する。 そういえば、オットー・フォン・ビスマルクは、「外交案件では三年以上の計画を立ててはならぬ」と語ったそうである。「相手がある」対外政策案件では、「自分の都合」で幾ら計画を立てても、周囲の国際環境が変われば、その計画の前提が揺らぐ。「○○空港を三年以内に廃止します」という公約は、適切だろうけれども、「在日米軍○○基地を三年以内に廃止します」という公約は、そもそも、おかしい。対外政策には、「機が熟する」姿勢が大事になる。吉田茂は、講和までに七年待ったし、沖縄返還までは二十数年の時間を要
昨今、新聞やニュースで雇用に関するトピックスを見ることが多くなりました。社会で働く多くの人がどこかの企業に所属し、企業から給料をもらい働いています。そのため、自分が企業に与えた価値=給料・待遇という関係が成り立つのではないでしょうか。 そう考えていたとき、自分のビジネスパーソンとしての価値は、今働いている企業ではどの程度評価されているのか?、また他の企業ではどのぐらいで評価されるか?と思ってしまうことがあります。 現在働いている企業の場合、給料や待遇・仕事の内容から企業が認めれている価値を測ることができると思います。しかし、これが他の企業になると、同じ基準を用いることはできないため、雇う企業も雇われる人も判断することが非常に難しいといえます。また、現在働いている企業で認められている価値が、他の企業では通用しない場合もあります。そのため、現在所属する企業が認める価値は、他の企業でも価値として
村川洋介、海上和幸 IBM ビジネスコンサルティング サービス株式会社 2009/11/9 オラクルの業務アプリケーションである「Oracle E-Business Suite」と「Oracle Hyperion」を対象に、各アプリケーションの特徴とIFRS対応プロジェクトを検討する上での課題を概観する(→記事要約<Page 3 >へ) (1) EBSの会計システム機能 前述のように、連結財務報告にIFRSが適用された後も、税務上の対応などで日本基準による帳簿が必要になることも想定される。その場合会計システムには、複数帳簿を保持し、それぞれ異なる会計基準に基づいた記帳ができる機能が必要となる。 EBSでは11iから、異なる会計基準・通貨に基づく複数の帳簿を同時に保持することが可能となっていた。またR12からは、それら複数の帳簿をグループ化して管理できる「Ledger Sets」と呼ばれる機
村川洋介、海上和幸 IBM ビジネスコンサルティング サービス株式会社 2009/11/9 オラクルの業務アプリケーションである「Oracle E-Business Suite」と「Oracle Hyperion」を対象に、各アプリケーションの特徴とIFRS対応プロジェクトを検討する上での課題を概観する(→記事要約<Page 3 >へ) IFRS移行の影響 「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」(以下、中間報告、関連記事)によると、早ければ2015年からIFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)が強制適用されることとなる。強制適用予定まではまだ5年余りあるわけであるが、その間においても2007年の東京合意に基づくコンバージェンスが進行し、日本の会計基準そのものがIFRSに収斂(しゅうれん)していくため、毎期その対応が必要になってくる。 それに加えて、5年余りという
そもそも「フレームワーク」って何だ? Webサイト制作に限らずソフトウェア開発の現場では、日々「フレームワーク」という単語をよく耳にします。最近では「ビジネスフレームワーク」「フレームワーク思考」など、Webサイト制作/ソフトウェア開発の枠内にだけ留まらない多様なフレームワークが存在しています。 では、この「フレームワーク」とは具体的にどのようなものを指しているのでしょうか。 「フレームワーク」の一般的な概念 フレームワークを一般的な用語で置き換えてると、「枠組み」「骨組み」となります。つまり、全体(最終的に出来上がるもの)における大枠を成しているものであるといえます。 ここでいう「大枠」とは、全体を構成する各の部品に共通して決められているルールであったり、その部品を作るための手順・作法のことを指しています。また、「何かを作る際の第一歩となる“とっかかり”を提供してくれるものである」という
ここのところずっと当コラムで取り上げている、アメリカFTCの規約改訂に私がそもそも関心を持つようになったきっかけは、「米国、ネット上のクチコミ広告に規制へ」という新聞のヘッドラインを見て「おいおい、規制の対象は『ネットのクチコミ』だけじゃないでしょう」と思ったことでした。 それ以外にもここのところ、新聞を読んでいて「この書き方には、何か別の意図があるんじゃないか?」と疑問を持ってしまうケースが増えています。 新聞社の多くが購読料と広告収入の両方を落としている中で、「なんだか、ウェブへのバイアスがかかっているのでは」と感じる新聞記事が目立つようになっている気がするのです。 今週は、近頃よく見かける、新聞のウェブへの見過ごせない論調を取り上げたいと思います。 ジョロウグモとワールド・ワイド・ウェブ 11月3日、文化の日の朝日新聞「天声人語」の書き出しは「しばらく前、色づき始めた新宿御苑を歩くと
山崎 良兵 日経ビジネス副編集長 日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。 この著者の記事を見る
山崎 良兵 日経ビジネス副編集長 日経ビジネス編集部、ニューヨーク支局、日本経済新聞証券部などを経て、2017年1月から日経ビジネス副編集長。 この著者の記事を見る
── 世界的な景気低迷を受けて、日本の電機メーカーは軒並み業績が低迷しています。対照的に韓国勢は絶好調です。日本と韓国の両方の電機メーカーに詳しい吉川さんは、現状をどう分析していますか。 吉川 「危機感はあるが、危機意識がない」。日本の様々な電機大手の役員クラスの方々と話す機会が多いのですが、いつもそう感じています。 世界的な不況で日本の電機メーカーはみんな苦しい。状況が厳しいことは分かっているが、意識とやり方を変えずに、じっと景気が良くなるのを待っている。それでは、復活できるわけがありません。 韓国勢はわずか1年足らずで業績が復活して、今は世界で攻勢に出ている。日本メーカーとの違いはどこにあるのか。 このままでは日本の電機は5年も持たない 吉川 一番の違いは「モノ作り」に対する姿勢だと思っています。韓国勢はモノ作りが製造業ではなく、お客様に対して特定の付加価値を生み出す作業だと考えている
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 過去の輸出業が積み上げてきたものがあるといっても、結局のところ日本は、資源などを輸入しなければならない宿命を背負っています。輸出をしっかりとしていかなければ、近いうちに黒字を食い尽くしていまいます。その時、日本は貿易収支の赤字をどうやって埋めるのか? これは大きな問題です。 やはり、浮世絵のような偶然の出会いを待つよりも、ここはしっかりとした戦略をベースに、輸出というものを考えなければなりません。もしも「マンガ・アニメ」を戦略的な輸出品として位置付けるにしても、明確な輸出戦略がない限り、先週ご呈示させて頂いたように、ただでさえ縮小傾向の市場に対して、無為無策のまま時間ばかりが過ぎてしまいます。 市場に聞いてみるところから始めよう 映画でもそう
新たな政権を迎え、気分も新たに成長を進めようとしているニッポン。しかし、一方で停滞する国内市場のもと喘いでいる企業も多く景気の先行きが不安視されている。つまり、「クール=カッコいい」ジャパンと呼んでいるわりには内情は冷え切っており、なにか新しい世界との関係や突出したビジネスを誰もが渇望してやまない状況となっているようだ。 本連載では、最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら、「巣ごもり」「ガラパゴス」等と揶揄される「コールド」なニッポンの現状を理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための考え方を提言していく。本連載が、国内市場の凋落を前に気分新たにこれからの成長を模索している企業の経営幹部やキーパーソンの方々のヒントになれば望外の喜びである。 日本の浮世絵が、モネ、マネ、ロートレック、ゴッホなどに大きな影響を与えたことは世界的によく知られた事実です。浮世絵独特
どんどん不幸になっていく米国の女性たち | JBpress(日本ビジネスプレス) 女性の自己実現と自立をよいものとしてきた国、アメリカ。そのアメリカで、当の女性達がどんどん不幸になってきているという。リンク先の記事は、「自己実現しなければならない雰囲気」「自己実現を尊ばなければならない雰囲気」のもとでスーパーウーマンに向かっていく女性達の、表沙汰になりにくいしんどさについて紹介している。 ところで、何もかもを自己実現してしまえる女性、スーパーウーマンとして仕事も子育ても趣味も強烈にこなせている女性のもとに生まれた子どもは、果たして幸せになりやすいだろうか?私は、ちょっとヤバいんじゃないのかな、と思う。とりわけ、そういったスーパーウーマンな女性が「自己実現」「なんでもできる私」志向が強すぎる場合などは、育てられる子どもはかなり苦労するんじゃないだろうか。 「子どものために必要とされる母親」よ
1980年代を私は本誌編集長として過ごした。当時と現在とで,1980年代に対する私の見方は大きく違う。当時を振り返るとき,「なぜ気付かなかったのだろう」の思いを禁じ得ない。 例えば1980年代に欧米企業の研究開発方針は大きく転換した。要約すれば「中央研究所の時代から産学連携の時代へ」である。 西洋社会の伝統では長いこと,「知」と「技術・産業」は分断されていた。大学と産業界の距離は,西洋世界でこそ遠かった。それが1980年ごろから様子が変わる。「新産業を生み出すのも,新しい雇用を創出するのも,大学であり,大学の仕事に基づくベンチャー企業であり,それを起こす企業家だ」。世界中でこう期待し始めたのである。今にして思えば,それは,ほとんど革命(大学革命と呼ばれる)だった。 伝統的大学人の強い抵抗と社会的な摩擦を伴いながら,この革命は進行した。歴史的に大きな転換であるだけに,痛みもまた激しかったよう
学生時代のサークルのOB会なるものに参加したせいか、あるいは楽天がACM国際プログラミングコンテスト(ICPC) *1 のスポンサーになったおかげで学生さんとお話しする機会があったせいかは分からないが、ちょっと学生時代のよた話をしてみたい。 本日ICPCの東京大会に参加した学生さんが楽天に会社見学に来て、ランチを一緒に食ったりしたのだが、午前中はGoogleに行ったそうで、Googleでは会社見学時にNDA(機密保持契約)のサインを求められたそうだ。まあ、それはともかく、自分が学生のころの会社訪問ってどんな感じだったかなとか考えた。 学生時代(もう30年くらい前の話)、電子計算機研究会という色気もなにもないサークルに入っていて学園祭のときに機関誌を出版するというのが主な活動だった。当時は、パソコンというものはなくて、計算機と言えば、大学にあるメインフレームを利用していろいろ活動をしていた。
給食当番にしては面構えが貴族チックなid:koiti_yano氏が、池田信夫氏の渾身の作品「デフレFAQ」を赤子の下痢も同然の妄言とダイナミックに切り捨てる騒ぎがあり、好感が持てます。 [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集 http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091109/p1 デフレFAQ by 池田信夫氏 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308946.html しかも、直接リンクすることなしにせっかくライブドアに移転したばかりの池田信夫blogを「毎度毎度デタラメな知識ばかりを披露する某blog」と真っ二つに斬り下ろした挙句、ジンバブエとか極論を議論の卓上に上げる馬鹿さ加減まで言及するというフルコースな逸品となっております。 でもこのまま逝くと「ネット上の訳の分からない議論を
はっきり言って、我々マーケットサイドに言わせると経済学なんていうものはただのそびえたつクソのようなもので、マーケットの動きを予想したりするには何の役にも立たない*1わけですね。マーケットを読む上で大事なのは科学や工学ではありません。雰囲気です。マーケットとの対話とかよく言いますね。あれです。 ということで、今巷で話題の「リフレ派」なる方々(以下単に「リフレ派」と言います。)の主張についてここ数日でお勉強させていただいたので、頭書のようなマーケット寄りの視点からひとこと言わせていただきたいと思います。 結論から言うとリフレ派が主張する政策を実行すると、国債及び円は投げ売られ、日本経済は再起不能になると思います。というかそういうリスクが高い政策と思います。順に説明します。 「リフレ派」の主張 私が観測した限りにおいて、リフレ派の主張は大体以下の通りです。ですので、ここが間違っていたら意味ないの
このブログを読むと元気が出ますと言われたのですが、うれしいです。 実際、毎日楽しいです。笑ってばかりです。 ハッピーで、夜寝るときになると朝がくるのが楽しみでしょうがないです。 明日はあれをしてこれをして、と。 さて、以下私が今思っていることを書いていきます。 元気がない。元気を出したいけれど、なんだかそういう気分じゃないという人に向けになるかと思います。 まず 体調を整えること。 きちんと食べること。 きちんと眠ること。 適度に運動すること。 気分というのは体調にすごく左右されます。 だから、体調管理は大事。健康は大事。 体調はできるだけ崩さないほうがいい。 崩れそうになったら早めに手を打つ。 ある年上の人から言われたことがあります。 「健康がいちばん。健康だったらなんでもできるんや。リベンジしたろう思ったらできるんや。敗者復活戦もありや。おっちゃん負けへんで」 と。 健康を損なって、ま
勝間さんが菅さんにしたプレゼンテーションが話題になっています。 実はこれは今必要な経済学の勉強にとてもいい題材なのでくわしく解説したいと思います。 その後の意見交換で、「具体的にどうすればいいのか」と聞く菅担当相に対して、勝間さんは「通貨発行量をふやすのがいちばん簡単」「要は中央銀行のお金を大量に刷って、それを借金として政府がばらまく」と回答。菅担当相が「簡単に言えば、国債を50兆なり70兆なり出して、日銀に買い取らせるということか」と聞くと、勝間さんは「そういうことです」と答え、「国債の発行が悪いことのように国民は教育されているが、将来への投資と考えるべき」と主張した。 勝間和代さんのデフレ退治策、菅直人副総理は納得せず、毎日新聞、勝間和代のクロストーク このことに対して否定的な意見の代表例は「そんなことしたらコントロールできないハイパーインフレになる」です。 しかし、勝間さんもこういう
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 前回の記事(「仲の良いネットベンチャーと仲の悪いネットベンチャー」)で取り上げた11月2日発売の「BusinessWeek」誌であるが、裏表紙を見て驚いた。Googleの全面広告である。その白地の多いシンプルな広告でGoogle曰く。 Over 60% of the Fortune 100 have gone Google. これを見て思い出されたのが、空港など目立つところで打たれていたOracleの広告。良くあるパターンはこんな感じ。 12 of the 12 Top Pharmaceutical Companies Run Oracle Applications 数や業界などはいろいろなバリエーションがある。いかにOracle製品が
先週の30日の金曜日に2時から政務三役会議を行いました。 それ以降、1回だけでございましたので、その内容についてご報告申し上げます。 大きくはまず1点目、馬淵副大臣が先日30日に記者会見したかと思いますけど、22年度の税制改正の要望に関する最終的な詰めの議論を行いました。 結果としてこの要望内容につきましては、先般、馬淵副大臣が記者会見した通りでございます。 次に貨物検査法の法案が閣議決定されたという報告がございました。 これは30日の閣議で決定された訳でございます。 もう一点、30日は三役会議でございましたから、29日にJALが企業再生支援機構に申請をしたという報告と、それを受けて関係省庁と副大臣等による日航再建対策本部を立ち上げるという報告がございました。 この内容についても今朝も第2回目の対策本部が行われまして、辻元副大臣からもぶら下がりでお話があったかと思いますけれども、この報告が
我々G20の財務大臣・中央銀行総裁は、ピッツバーグにおいて我々に付託された任務を果たすため、危機からの回復において極めて重要な時期に、会合した。 危機への我々の調和した対応の後、経済及び金融の情勢は改善した。しかし、回復は一様でなく、政策支援に引き続き依存しており、高い失業率は主要な懸念事項である。世界経済と金融システムの健全性を回復するために、我々は回復が確実となるまで、回復のための支援を維持することに合意した。 経済協力への我々の新しいアプローチを強調するため、我々は強固で持続可能かつ均衡ある成長のためのG20の枠組みを立ち上げ、詳細な予定表を採択し、我々の政策が我々の合意された目的を集合的に達成するかどうかを評価するための新しい相互評価の協議プロセスを開始した。我々は、我々の評価において、IMFと世界銀行の分析や、必要に応じ、FSB、OECD、MDBs、ILO、WTO及びUNCT
オリックス証券との合併を発表したマネックスグループ。「質でも規模でも日本一を目指す」と高らかに宣言する。しかし時流は規模より低コスト化。逆張り戦略の勝算はいかに。 「どこも1度はデューデリ(資産査定)したんじゃないですか」 あるインターネット証券の幹部はこう打ち明ける。2年ほど前から、オリックス証券の“身売り”は話題に上っていた。 売買手数料の自由化によりネット専業証券が誕生して10年。サービスでの差別化が図れず、手数料競争で疲弊する中堅クラスのオリックス証券はまさに正念場を迎えていた。 株式相場が低迷した2009年3月期の経常利益は4億円足らず。今後も競争を続けるには、システムへの追加投資が重くのしかかるため、親会社オリックスにしてみれば、もっと儲かるビジネスに経営資源を投入したいと考えるのは当然だろう。 しかし買い手はなかなか決まらなかった。単に規模を大きくするためだけに、多額の買収資
一週間も経ってからメモを上げる仕事の遅い自分。例によって理解できた範囲のみメモ。誤解・言葉足らずが多々ありそうだが、xiao-2の脳内ではこういう話でした、ということで。 司会による前置き 専門職認定制度について、総会で委員会設置が提案されたが、保留票多数で可決できなかった。常務理事会では制度設置を進める方向。 基調講演 糸賀先生(慶應義塾大学) 図書館に限らず、雇用の多様化が進んでいる。公務員についてもゼネラリストとしての能力が求められる一方で、スペシャリスト的な能力についてはアウトソーシングが進む傾向にある。そうした状況下において専門職制度を確立するには、図書館だけの基準ではなく、納税者など図書館外部が納得できるような制度であることが必要。 国の施策としては1996年以降様々な提言がなされてきた。今年2月「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目のあり方について(報
匿名/実名関連がちょっと盛り上がってる。これはほとんど永遠にケリのつきそうの無い問題だが、別にこの論争?に参加する気も無く、ひっそりと周縁部をウロウロしてみる。かなり観念的?なもので、現実の論争とは関係ないです。 個人的には、実名にはほとんど意味が無いと思うが、それ以上に、実名、というか自分のプロフィールをうpすることに抵抗がある。 これは例えば情報セキュリティの観点、あるいはプライバシー保護の観点から主張されることがもっぱらだが、実際のところそれは後付けの理屈であって、本当は感情的にイヤなのだ。 このイヤというのは一体なにか? 自分のプロフィールが表面化するのがイヤというのは多分誰にもある。 それは思春期によくある「かーちゃんお茶なんていらねぇよ恥ずかしいから出てくんなよ」的なもので、自分のプライバシー/プロフィールを晒すことは、自分の弱みを見せることと感じられるからだ。 思春期の"弱み
それは2008年(去年)7月のことだった。ぼくは、とある期待を胸に一つのブログ記事をアップした。その期待とは、当の記事が多くのブックマークを集め、多くの人に注目してもらい、多くの人に読んでもらう――ということだった。 当時、まだブログを書き始めて日の浅かったぼくは、多くの人に読んでもらうことと、たくさんのブックマークを集めることを、目標の二つの柱にしていた。その中で、さまざまな記事を書いては、思うように読まれなかったり、ブックマークを集められないということをくり返していたのだが、そんな折、一つのアイデアを思いついた。それは、以前仕事で書いた映画のシノプシスを、ブログの記事用にリライトしてアップする――というものだった。 さかのぼること数年前、ぼくはテレビを初めとするエンターテインメントコンテンツの企画立案を仕事としていた。その中で、とある映画の企画募集があった際に、一つのシノプシスを書いて
ココまでは良い。 ただ、金鉱があるか無いか、解らない所に「あの辺に金(きん)が有るよ」って言って「このツルハシ買を買いましょう!」って言うのはサギだろうと思う。 この辺が、自己投資とか自分探しとかには付きまとう問題で。 もちろん悪くない話もあるんだろうけど、目に入ってくる殆どが胡散臭く見えてしまう。 この文章を書き出したのは、この辺を読んだから。 ・「今はお金の使いどき? それとも貯めどき?」(MSNビューティスタイル) 生活安定したから、自己投資すべきかという質問に、すべき!と答えるもの。 ちなみにまったく間違った事は言ってないと思う。 ただ「自分を磨くのに金がかかる」という前提なのは気にかかる。そりゃまぁ、監修者が研修、公演をやってる人だし、そうなっちゃうのか。 あと、これも気になった。 ・池田信夫センセが勝間和代さんに喧嘩を売ったわけ ここから部分的なところ、池田信夫氏が、勝間和代氏
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