【円安容認は条件付きだ】日本への警戒感は、さらに円安が進めば危険水域に入っていく : 47トピックス - 47NEWS（よんななニュース）

【茨城新聞】＜社説＞ ■関係にほころびが生じない保証はない先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)がロンドン郊外で開かれた。 日本の立場は微妙だった。日銀の大胆な金融緩和と急速な円安に世界各国の関心が高い状態が続いている。政府、日銀が再三打ち消しても、円安に誘導しているとの海外の疑念が消えないまま日本は会議に臨んだ。 会議後、麻生太郎財務相は「日銀の金融緩和や円安に対して批判的な意見はなかった」と円安容認ムードを強調。しかし、円安は日本以外の国にとって輸出条件が悪化し不利となる。円安の間は日本再生の猶予期間であり、容認は構造改革で内需拡大を進めるのと引き換えの条件付きと認識すべきだ。 「一時的な日本の外需依存には目をつぶるが、改革で個人消費や投資を増やし対日輸出も増加させたい」というのが、各国の一致した思惑ではないか。 そもそも先進各国の政策当局者の理解では、外国為替市場で直接、円売り