シリア・アラブの春（シリア革命2011）顛末記

シリア・アラブの春（シリア革命2011）顛末記 2012年5月26日のシリア情勢 アル=ハウラ地方での「虐殺」 UNSMISのロバート・ムード司令官は、ヒムス県のアル=ハウラ地方（ヒムス市郊外）でUNSMISが子供32人を含む92人の遺体を確認し、検死から「戦車の砲撃が行われた」可能性が高いと述べた。 ＊＊ UNSMISの訪問に先立って、シリア人権監視団は「アル=ハウラ地方で虐殺が発生し、子供25人を含む90人以上が死亡した…。正規軍が金曜日（25日）朝から砲撃を始め、深夜過ぎの早い時間まで砲撃は続いた」と発表していた。 同監視団によると砲撃は、同地方南部のタッルドゥー市と西部のアッ＝ティーバ市で激しかったという。 なおシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン所長はその後、AFP（5月26日付）に対して、死者数が114人にのぼると述べた。 ＊＊ 殺害された遺体は一カ所に集められ

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『アル=ハヤート』（5/27付）はアル=ハウラ地方の反体制活動家の話として、同地方がスンナ派の村々からなる一方、周囲をアラウィー派の村々に囲まれているとした上で「彼ら（アラウィー派）が村々に進入し殺戮