政権担当能力に不安も＝危険な印象拭えず－仏極右ＦＮ 写真1枚 国際ニュース：AFPBB News

【4月23日 時事通信社】フランスの極右政党国民戦線（ＦＮ）は、相次ぐテロや難民問題を背景に左右両派の２大政党に匹敵する支持を集め、２０１７年大統領選の「台風の目」に浮上した。半面、移民の制限や欧州連合（ＥＵ）脱退といった極端な政策を掲げることから危険なイメージが拭えず、政権担当能力に疑問を抱く有権者も多い。 仏オドクサ社が４月中旬に実施したＦＮに関する調査では、「国民の一部を差別する政党か」との問いに７７％がイエスと答え、「経済に危険をもたらすか」「民主主義の脅威か」の設問でも賛成が６割超に上った。反対に「国家の問題に具体的な解決策を提案しているか」との質問では６２％が否定的な見解を示した。 イスラム教徒に厳しい姿勢を取るＦＮは過激組織の襲撃を警戒し、今年は５月１日にパリ中心部で実施してきた恒例行事の大行進を食事会の形式に改める。ルペン党首はパリやブリュッセルで続いたテロを受けて「欧州の

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