クールエイド、“Don't drink the kool-aid”｜ひろ･ドラージのアメリカ小噺

Kool-Aid（クールエイド）という飲み物をご存知でしょうか？粉末のフルーツジュースの素で、始めに考案されたのは1927年。ピッチャーに手足のついた、愛嬌のあるマスコットで長年親しまれています。アメリカのスーパーでも簡単に手に入り、値段も手ごろで、1パッケージ25セントくらい。粉末を水で溶かすだけで出来上がります。1袋でドリンクが2リットルくらいできるので、とても安くてお得。また、フレバーもたくさんあり、なんとその数100種類以上。ラズベリー、チェリー、グレープ、レモンを始め、マンゴ、キウイなどいろいろあります。ルートビアーやコーラがあるところが、いかにもアメリカらしいですね。 水にとけたカラフルなジュースの色は、本当に綺麗。実はクールエイド、染髪料として使うこともできるらしいのです。クールエイドをコーンスターチとまぜて髪に塗るだけで赤、紫、緑、自由自在に髪を染められます。でも色をブリ

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「集団自殺で用いられたのがこのクールエイド（グレープ味）で、ドリンクのなかには青酸カリが盛られており、913人の信者たちはそれを同時に飲み干しました。」