体罰教師の処分を厳格化 大阪市教委、規定を全面改定へ：朝日新聞デジタル

大阪市教育委員会が、子どもに体罰や暴力行為をした教師の処分規定を全面改定することがわかった。非がないのに暴力を振るった場合を新たに想定に加え、処分を厳格にする。２年前に市立桜宮高校バスケットボール部で元顧問の暴力を受けた男子生徒が自殺した事件を踏まえた措置で、９日の市教委会議で決定する方針。 市教委のこれまでの処分規定は、被害を受けた子どものけがの有無や程度▽体罰・暴力行為の回数▽被害を受けた人数――を基準に判断し、「子どもに非があるかないか」をとらえる明確な定めはなかった。 このため新規定では、体罰や暴力について、子どもに非がある場合とない場合を分けて対応。子どもに非がある場合の処分は従来通り「校長指導」から「減給１カ月」までの原則５段階だが、非がない場合は「戒告」から「停職１カ月」までの５段階とする。

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