芝の達人、島にＪリーグキャンプ呼ぶ 沖縄誘致の原動力：朝日新聞デジタル

「美（ちゅ）ら島」からキックオフ――。サッカーＪリーグの開幕まで２週間。今年はＪ１からＪ３まで多くのクラブが沖縄でキャンプを張った。サッカーの定番キャンプ地と言えば宮崎、鹿児島。この勢力図を崩さんとする沖縄の原動力が、青々とした芝生を育てるプロ。「島人（しまんちゅ）」ならぬ、その名も「芝人（しばんちゅ）」だ。 濃緑のしま模様が青空に映える。沖縄県南風原（はえばる）町の黄金森公園陸上競技場。今月中旬、Ｊクラブの午前練習が終わると、整備員がピッチに飛び出した。謝敷（じゃしき）宗幸さん（３２）は傷んだ芝の張り替え、伊元高志さん（２８）は芝を３０ミリに刈りそろえた。一日中つきっきりで作業に専念する。 ２人は、沖縄県が芝生管理の知識、技能に秀でた専門家として育てる「芝人」の卵だ。東京・国立競技場などのグラウンド管理を手がけ、県から芝人養成事業を受託した「東洋メンテナンス」（東京）の契約社員として働い

[surumeno13]

「サッカーの定番キャンプ地と言えば宮崎、鹿児島。この勢力図を崩さんとする沖縄の原動力が、青々とした芝生を育てるプロ。」