「爆買い、落ち着いた」 百貨店の免税売上高、前年割れ：朝日新聞デジタル

日本百貨店協会が２０日発表した４月の全国の百貨店売上高は、前年同月比３・８％減の４５３６億円だった。減少は２カ月連続。訪日外国人旅行者の「爆買い」の勢いが衰え、熊本地震の影響で九州地区での売り上げが減った。 主な店舗についてまとめた免税売上高は、同９・３％減の１７９億９千万円で、３年３カ月ぶりに前年を下回った。宝飾品や時計など高額品の売れ行きが落ちた。「リピーターが増え、高額商品の『爆買い』が落ち着いてきた。買い物よりも観光や飲食などにシフトしているのも一因」（協会）としている。 また、九州地区の百貨店の売上高は、４月中旬の熊本地震の影響が出て、福岡市は同５・２％減、他地区は同１２・９％減だった。