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腰抜けの幸村、支える佐助 堤監督、舞台と映画の二刀流:朝日新聞デジタル
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腰抜けの幸村、支える佐助 堤監督、舞台と映画の二刀流:朝日新聞デジタル
伝説の忍者、猿飛佐助が主人公の映画「真田十勇士」が公開されている。2014年上演の同じタイトルの... 伝説の忍者、猿飛佐助が主人公の映画「真田十勇士」が公開されている。2014年上演の同じタイトルの舞台を演出した堤幸彦がメガホンを取った。「見たことがない規模の合戦を描きたかった」と語る通り、出城(でじろ)の真田丸や大阪城のセットは本格的で、実写の映像にCGを駆使した合戦シーンが見どころだ。 天下の名将といわれた真田幸村(加藤雅也)が、実は見かけ倒しの腰抜けだったという設定。関ケ原の戦いから14年後、猿飛佐助(中村勘九郎)や霧隠才蔵(松坂桃李)ら十勇士が、幸村を真の英雄に仕立てようと奮闘する。 冒頭に驚かされる。十勇士のうち9人が結集するまでが、アニメでテンポよく説明されている。「舞台では一幕かけて描いた内容を7分のアニメに収めた。舞台のままに映画を作ると前後編作になるので、割り切った」と堤は言う。衣装担当の黒沢和子による色鮮やかで奇抜な装いが、数多くの登場人物の個性を際立たせる。 一昨年の