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愛知)日本酒蔵元 本場・仏でワインづくり 萬乗醸造:朝日新聞デジタル
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純米大吟醸「醸(かも)し人九平次(くへいじ)」の蔵元「萬乗(ばんじょう)醸造」(名古屋市緑区)が... 純米大吟醸「醸(かも)し人九平次(くへいじ)」の蔵元「萬乗(ばんじょう)醸造」(名古屋市緑区)が、ワインの本場フランス・ブルゴーニュ地方で自社栽培したブドウを使ったワインづくりを本格化させている。今夏にはフランスで栽培した米でつくった日本酒も発売し、注目を集めた。15代目の久野九平治さん(52)は「ワインの醸造技術を採り入れながら、日本酒をさらに進化させたい」と意気込む。 本格的な海外進出は2006年。久野さん自らパリの有名レストランに飛び込み、看板商品の「醸し人九平次」を売り込んだ。現在は仏のほか、カナダやシンガポールなどの500店以上に卸す。久野さんは「ワインの本場フランスで認知してもらえれば、日本でも振り向いてもらえると思った」と話す。 ワインと日本酒は同じ醸造酒だが、根本的に違うことがある。一般的にフランスのワインづくりでは醸造所が原料のブドウの栽培から携わる。しかし、日本酒は農家