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自前の出版社で「じぶん詩」:朝日新聞デジタル
■大蔵の現代舞踏家 森さん■ 【溝口太郎】大蔵村在住の現代舞踏家で元東北芸術工科大教授の森繁哉さん... ■大蔵の現代舞踏家 森さん■ 【溝口太郎】大蔵村在住の現代舞踏家で元東北芸術工科大教授の森繁哉さん(66)が、「最上川詩集 男巫女(み・こ)、川に沿って」を自ら興した「草の言葉社」の第一弾として出版した。最上川にはぐくまれた自らの半生を表現した「じぶん詩(史)」だ。「地域は、風土と小さな個人の歴史が積み重なってできている」という思いを伝えるため、これからも多くの人の「じぶん詩」を刊行していくという。■「地域史刻む言葉の運動」■ 出版不況と言われる時代。大手出版社ですら経営が行き詰まり、地方の小出版社も次々姿を消していく。そんな中、本を介した小さなコミュニケーションや歴史を記録する世界を守ろうと、社員は自分一人の「小さな出版社」を興した。 第一弾の「じぶん詩」は、大学卒業後、村役場に30年近く務める傍ら、現代舞踏を続けてきた森さんの半生がベースだ。タイトルの「男巫女」は、出羽三山信仰に根ざし