asahi.com（朝日新聞社）：外食産業の売上高、６年ぶり前年割れ 低価格競争が響く - ビジネス・経済

２００９年の外食産業の売上高（全店ベース）は前年比１．５％減と、０３年以来６年ぶりに前年を下回った。来店客数は０．２％増えたが、消費者の節約志向に合わせた低価格メニューの広がりから、客１人あたりの利用額が１．７％減ったことが響いた。 日本フードサービス協会が２５日発表した。売上高、店舗数、来店客数でみると、５業態のうちファストフードだけが前年を超えた。ファミリーレストラン、居酒屋・パブ、ディナーレストラン、喫茶の４業態はいずれのデータも前年を下回り、苦戦が目立つ。 ただ、一人勝ちのファストフードも、牛丼チェーン最大手の「すき家」が昨年１２月に並盛りを２８０円（税込み）に下げるなど、足元では価格競争が過熱。１２月の売上高は１．５％減、客１人あたりの利用額は４．６％減と落ち込んでいる。 一方、外食産業全体の店舗数は前年比０．１％減と、１９９４年の調査開始以来初めて減少に転じた。「すき家」