asahi.com（朝日新聞社）：ＧＭ「事業継続性に疑念」 証券取引委への報告書に明記 - ビジネス

【ニューヨーク＝山川一基】経営危機に陥っている米自動車最大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が５日、米証券取引委員会（ＳＥＣ）に提出した０８年の年次報告書で、事業継続性について「重大な疑念がある」と明記した。監査法人も同様の指摘をした。米政府から追加の支援が得られなければ経営破綻（はたん）に追い込まれる懸念を表明したものだ。 報告書では、度重なる営業損失や債務超過状態、十分なキャッシュフローを生み出す能力の欠如が事業継続性への疑念を引き起こしていると指摘。「（２月１７日に提出した）経営再建計画の遂行に我々の将来がかかっている。もし失敗すれば事業継続は不可能で、連邦破産法の申請に追い込まれる可能性がある」とした。 ＧＭは２月１７日に提出した新しい経営再建計画で新たな人員削減などを打ち出すと同時に、１６６億ドル（約１兆６千億円）の追加融資を米政府に求めた。

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