朝日新聞デジタル：三菱自、累積損失９千億円を８月解消へ 配当再開目指す - 経済・マネー

累積損失を一掃する狙いを記者団に説明する三菱自動車の益子修社長＝東京都港区の本社、豊岡亮撮影三菱自動車が累積損失を一掃する 【木村裕明、豊岡亮】三菱自動車は２４日の取締役会で、過去のリコール隠しをきっかけに積み上がった累積損失を、８月に一掃することを決めた。資本金の一部と資本準備金の全額を取り崩して損失の穴埋めに充てる。懸案となっている復配の実現に向け、財務を健全化するねらいだ。 三菱自は、２０１３年３月期末で９２４６億円（単体）の累積損失を抱える。今年度中に復配のめどをつける方針だが、累損のある企業は配当ができないため、累損の解消が急務となっていた。 資本金の７割強と資本準備金の全額を取り崩し、累損をゼロにする。６月２５日の株主総会での承認を経て、８月１日に実施する予定だ。 「復配に向けた環境を整備する。一歩前に踏み出す」。益子修社長は２４日、東京都港区の本社で、減資に踏み切るね

[ohkaamagi]

仕組みを見ていると、リコール隠しがどれだけ尾を引いているか、それを解決するためには身を削らなければならないということが容易に分かってしまう。