asahi.com（朝日新聞社）：信金中金、アジア進出 中小企業の海外展開を支援 - ビジネス・経済 （1/2ページ）

全国２７２の信用金庫の中央機関である信金中央金庫（本店・東京）は、タイや中国などの大手銀行と業務提携し、アジアを中心に海外銀行とのネットワークをつくる方針を決めた。海外銀行との提携は初めて。信金が取引している中小企業が海外進出する時、提携銀行を通じて現地通貨での融資や営業支援ができるようにする。 タイ最大手のバンコク銀行と４日に提携した。中国の大手銀とも提携交渉中で、早期合意を目指す。今後、アジアを中心に、他の国・地域でも提携銀行を広げていく方針。 バンコク銀とは、信金の取引先が工場や事務所をつくるために同行からタイの通貨「バーツ」で融資を受ける際、信金中金がその返済を保証し、借り入れしやすくする。現地での販売先を広げるのに役立つよう現地企業も紹介してもらう。来年度以降、信金中金の職員をバンコク銀に出向させ、取引先が日本語で相談できるようにすることも視野に入れている。 信金中金が２０

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信金中金が２００９年に全国の信金を通じて取引先を調べたところ、約１３００社がすでに中国、タイなどのアジアに進出していた。最近の円高もあり海外に生産拠点や販売拠点をもうける中小企業は増えるとみられている