朝日新聞デジタル：（茶話：マンガ）レトロで旬「水木タッチ」 - カルチャー

ドリヤス工場「あやかし古書庫と少女の魅宝」（一迅社） 秘密結社「国際神秘骨董（こっとう）協会」の異能力者たちが主人公・国分寺イクオの住む古書店「相等堂」に来襲する。彼らの目的はイクオの祖父が店のどこかに残した「魅宝（たから）」だ。その力で世界が手に入るという「魅宝」とは「世界の王の祭壇（アルター・デス・ヴェルトケーニッヒス）」という、中世に作られた稀覯（きこう）本である。そしてイクオの店には、「魅宝」を守るため、金属を刀に変形させて戦う異能力者の美少女・八坂七星（やさかななせ）が居候をはじめる。そして彼自身も異能に目覚め、「魅宝」をめぐる戦いの渦中に身をおくことになる。 欧州語ふうの表記がとびかい、雰囲気はレトロでアングラ、古書や骨董への偏愛も語られる。なるほど渋澤龍彦などに連なるペダントリーの匂いがする。一方、主人公の周囲には異能力者の美少女ばかりが集う。彼女らの「萌（も）え属性」は

[emiladamas]

ドリヤス工場「あやかし古書庫と少女の魅宝」