asahi.com（朝日新聞社）：南極のゴミ処理大丈夫？ 各国の基地を環境省調査へ - 環境

南極のゴミ処理大丈夫？ 各国の基地を環境省調査へ2008年10月23日14時7分 印刷 ソーシャルブックマーク ０４年１２月当時、廃棄されたごみが散らばっていた＝昭和基地沖のアンテナ島、武田剛撮影 南極では、ごみ処理など環境に配慮されているか――。環境省は来冬にも、南極にある各国の基地を訪問、調査を始める。昭和基地は８０〜９０年代に米国と旧ソ連から計４回調査を受けたことがあるが、日本が取り組むのは初めて。 南極大陸には、米国やロシアなど南極条約に加盟している２７カ国の主要基地が、計約６０カ所ある。南極条約で南極の利用は平和目的に限ると定められており、互いに基地や船を調べる権利がある。冷戦時代は基地や飛行機などの武装の有無を確かめる狙いもあり、すでに１８カ国が調査を実施、その際にごみ処理の状況なども調べたことがあった。 だが、日本の昭和基地は、最寄りの他国の基地から数百キロ離れた場所にある。