asahi.com（朝日新聞社）：取材で死亡の記者、０９年７１人 イランでは９０人拘束 - 国際

【ニューヨーク＝丹内敦子】国際ＮＰＯ「ジャーナリスト保護委員会」（ＣＰＪ、本部・ニューヨーク）は、２００９年に拘束されたり、殉職したりしたジャーナリストらの人数をまとめ、発表した。昨年６月に大統領選があったイランでは、９０人以上ものジャーナリストが拘束された。取材活動に関連して死亡したジャーナリストは世界で７１人にのぼった。 イランでは大統領選後、選挙結果を不服とした改革派を中心に大規模な抗議行動が起き、ＣＰＪによると、写真記者や新聞編集者、ブロガーなどが拘束された。いまも約２０人が解放されていない。ＣＰＪは「近年まれに見る悪質で大規模な報道弾圧だ」と指摘している。 ＣＰＪによると、０９年末時点で拘束されているジャーナリストは世界で計１３６人。うち、中国が２４人で１位、イランが２３人で２位、キューバが２２人で３位となっている。