asahi.com（朝日新聞社）：国境にリビア避難民殺到 ４万人がチュニジア入国待ち - 国際

チュニジア軍などが制止する中、国境ゲートに殺到するリビアからの避難民たち＝１日、ラースジャディール、橋本弦撮影 【ラースジャディール（チュニジア東部リビア国境）＝前川浩之、貫洞欣寛】リビアからチュニジア側に逃れる避難民が増え続けている。国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）によると、４万人が国境エリアで入国待ち状態。出稼ぎ労働者らを母国に帰す航空機などが不足しており、国連などは国際的な支援を訴えている。 人数が多すぎるためチュニジア入管当局はパスポートチェックをやめた。それでも避難民が国境エリアに入りきれず、入境制限を始めた。このため、大勢がゲート前のリビア領内で野宿しており、ボランティアがチュニジア側から水やパン、毛布を投げ入れている状態だ。 世界食糧計画（ＷＦＰ）のシーラン事務局長は１日、国境を訪れて「（リビア危機で）最大５０万人が影響を受ける。国際的な緊急事態だ」として、今後３