asahi.com（朝日新聞社）：東名３人死亡事故、運転手に禁錮５年４カ月 名古屋地裁 - 社会

印刷 愛知県豊橋市の東名高速で今年２月、渋滞の車列にトラックが追突し、３人が死亡、６人が負傷した事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた運転手小松勇太被告（２４）に対し、名古屋地裁は８日、禁錮５年４カ月（求刑禁錮７年）の判決を言い渡した。 鈴木秀雄裁判官は「休憩場所を認識していたのに眠いまま運転を続けた。職業運転手としての態様に甘さがあった。刑事責任は誠に重く、結果も重大」と述べた。検察側は同罪の法定刑の上限である禁錮７年を求刑。弁護側は「反省している」として、懲役または禁錮３年６カ月を求めていた。鈴木裁判官は、連日の勤務による疲労は被告だけの責任ではないが、休憩については会社から任されていたと指摘し、「疲労状態にあったことを理由に刑事責任を大きく軽減することは相当ではない」とした。 判決によると、小松被告は２月１５日午後４時５５分ごろ、連日の勤務による疲れから眠気を覚えたが、休憩せ